【パクチソン自伝】増刷になりました!!! | 書き手 吉崎エイジーニョのブログ

【パクチソン自伝】増刷になりました!!!

そりゃ、気にはなるものでマメに時間を作っては、本屋でチェックしていました。

パク・チソン自伝「名もなき挑戦」の売れ行きです。


なんか最近、店頭での冊数が減ってきているな、と思ったら。


決まりました。増刷です!!!


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直後、この2冊が売れて紀伊国屋新宿本店で売り切れに!!

(自分で買いました)


相当嬉しい。かなりテンションが上がった。

増刷数がちょっと小出しで、一瞬わちゃーっと思わなくもなかったが、

ひとまずは結果が出た。今回出した日本語版の版元・小学館集英社プロダクションは

アニメ関連のコンテンツが多く、「それ以外のジャンルの本での重版はほぼ初めて」

と聞いた。


この先のことを考えても、「増刷になりました」「売れてるんです」

と話題を振っていける。かなりのプラス材料です。


ただ、ここがゴールじゃない。更なる増刷を目指していきます!


パク・チソンサイドにも報告しました。

マネージャーにメールし、チソンパパには電話した。


「おーおー、よかったです。一生懸命やってくださったおかげです。

韓国のニュース見ました? チソンが慈善財団をつくり、

チャリティマッチをやることになりました。

日本からも選手に出場していただけるよう、交渉中です。

チソンとナカタはイングランドでも会っているし、韓国でも会ってるんです。

お互い、チャリティマッチをやっているから、力を合わせていけば

よりよいものを作り出せると思う。ヨシジャキさんも、PR頼みます」


というお話でした。


http://www.chosunonline.com/news/20110208000015


今後もチソン本、プロモーションを続けていきます!

FACEBOOKにも取り組んでみます!!!


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今回の自叙伝の共通メッセージ、「自分を捨てる」。

自分の生活のなかでも、いい具合に採り入れてます。

自分でボールを蹴ることについてもそう、日常生活についてもそう。


サッカーについて最近試していることは、「ゲームばかりではなく、練習もやってみること」。


先週土曜日には、東京都北区2部リーグの「東京都税理士フットボールクラブ」の

トレーニングに参加させていただきました! 毎年、確定申告の手続きをご相談している

税理士の先生にお誘いいただき。なんとコーチは、元川崎フロンターレの土居義典さん

だということもあり。


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わかりにくいですが、一番奥のグレー×紺ウエアの方が土居さん。

じつに優しい指導スタイルです


以前なら指導者の話を聞いても正直なところ「うるせー、はやくゲームしろ」と思っていた。

考えながらプレーすることよりも、感覚・直感を生かしてやろうと思っていた。


しかし、そんな自分は捨てた。


理論を少し自分に採り入れれば、もう少し伸びしろがあるんじゃないかと。

なにせ、少年サッカー時代からほとんど指導者のいるチームでプレーした

経験がないもので、誰かに学び、意見を採り入れれればよりよくなれるんじゃないかと。


現在の自分自身の課題は「ターン」と「守備時に飛び込むか、飛び込まざるかの判断」です。

ターンについては、前を向ける状況での判断を誤り、後ろに戻してしまうことが多い。

あるいは時間がかかってだらだらだらとなったりとか。

技術とスピードの問題、怖がってしまうというメンタルの問題があるでしょう。


相手を背負っていても、技術とスピードで振り向くことができれば問題はない。

だけど、体の向きとか、体の当て方、事前の状況確認などの理論を覚えれば、

もう少し合理的なプレーができるんじゃないかと。


「飛び込む判断」については、現状はとにかく突っ込むというやり方を

しています。「本気でとりに行く覚悟を見せることが、相手にプレッシャーを与えることだ」

と信じているから。これは、自分自身がヨーロッパでプレーして得た感覚でもあります。


しかし、客観的に見て「飛び込みすぎて自チームの守備バランスが失われる」という

状況が出てきていると思う。


25年サッカーをやってきて、守備について考え始めたのが

パクの本を訳して以降だからここ数ヶ月。仕方がないと思うんだが、

状況が刻一刻と移り変わるピッチでは、そんなのエキュスキューズでしかない。


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激しく寄せる。九州らしく、激しく戦う。そういう点も意識しながらプレーしています。

そこに合理性をプラスしていきたい。

守備は最近はじめたが、すごく面白い。ボールを奪ってマイボールに出来たら、

ものすごいチャンスが作れることが多いから。攻守の切り替えの瞬間って、すごい

スキが生まれますよね


コーチの言うことは鵜呑みにはしない。悪いけれど。

だけど、自分がやりたいことをより表現できるように

自分なりに解釈して受け入れる。そうやって「自分を捨てて」いきます!


自分自身、06年7月にドイツから帰国してしばらく、こういう考え方に捉われていました。

「オレはこういう人間だから、こういうやり方をやる。自分が何者かを語れることこそが

尊いことだ」

ドイツで多く見受けられたメンタリティです。ヨーロッパ風の考え方にものすごく

こだわっていたと思う。そうあることに、固執していた。


しかし自分は(当然)アジアの文化圏で育ったわけで、そればっかりに染まってしまうことには

無理が生じてきた。変化がなく、ちょっとした停滞感を感じていた。


そういったところで、あの自叙伝に出会えたこと(しかも翻訳できたこと)はすんごい幸運でした。

翻訳しただけに、あの自叙伝の内容がじわわーんと実感を持って理解できている。

そう思っています。

「自分を空っぽにして、新しいものを採り入れる空間をつくる」

「そうすることで、気持ちが軽くなり、前に進める」


変化は怖いことではない。いくら自分を捨てても、自分の本当にいいところは

残ると思っています!!


長々と、半分宣伝文失礼しました!!!

なんだけど、本当にいい本なので、オススメなんです!!!