【続報】パク・チソン代表引退会見 一問一答全訳 | 書き手 吉崎エイジーニョのブログ

【続報】パク・チソン代表引退会見 一問一答全訳

パク・チソン引退会見

引き続き、一問一答の訳です。


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―ドイツワールドカップでジダンがそうしたように、

ブラジルワールドカップ時に代表復帰の機会が与えられたのなら、戻ってくる考えはあるか?  


代表に復帰することはないと考えている。

代表がいい結果を残し、ブラジルワールドカップに出場するのなら、

当然そのときにプレーしている選手に機会が与えられなくてはならない。

ワールドカップを通じて、選手は本当に成長できるもの。復帰はないだろう。


――自分自身がどういう選手として記憶されたいと思っている?  


どんな選手だったかは、周囲の方々が判断することだが、

自分としては代表にいる間、すべてを見せようと努力してきた。

私がピッチにいた間、私のことを信じて下さっていたのならそれが自分にとって最大の賞賛だ。 


――”ポストパク・チソン”は誰になる?"


若い層には才能豊かな選手が多い。自分のポジションなら、

ソン・フンミン選手がいいパフォーマンスを見せている。期待できる。

キム・ボギョン選手はアジアカップ、南アワールドカップで出場機会がなかったが、いい選手だと思う。

自分とポジションが重なっていたので、この先チャンスが増えていくはずだ。


――引退を決心した決定的な理由は?


アジアカップを通じて、多くの選手が能力の高さを証明して見せた。

自分が代表チームを離れないと、他の選手たちに機会が与えられない。

ブラジルワールドカップを考えても、いいタイミングだと判断した。


――現役生活自体はあと何年くらい続ける考えでいる?


直近で引退する考えはないが、3~4年ほどは現役を続けたいと考えている。


――11年間、代表でプレーして、もっとも嬉しかった瞬間と残念だった瞬間は?  


デビューの時が一番嬉しかったし、02年ワールドカップでは最高の幸せを感じた。

もっとも残念だったのが、今回のアジアカップだ。 .


――南アワールドカップと今回のアジアカップで、キャプテンの役割を任されたが。


キャプテンを任されているというプレッシャーと責任感がこれほど大きいものだとは、

実際にキャプテンマークを巻くまでは分からなかった。

過去にキャプテンを務めていた先輩たちの苦労を知った思いだ。

将来、キャプテンになる後輩にもしっかりと努力してもらいたい。


――(個人的に始めようとしている)財団の準備状況はどんなものか?


韓国のサッカー選手として、多くの愛情を受けてきた。

だからこそ、韓国のみならずアジア圏で慈善事業を展開していく計画を持っている。


――アジアカップでは、韓国代表のチームワークの良さが強く感じられたが。


韓国サッカーは他の国とは違い、諦めずに最後まで献身的に戦えるところが特長。

これがサッカーのみならず、韓国人全体の姿だと思う。

サッカーに現れる韓国人の特長だと感じている。


――負傷と、代表招集時の長時間の移動のため代表の引退時期を早めたのか。


私にケガがなければ、体力的に厳しくとも代表の生活を続けたと思う。

個人的にも残念な部分だ。

かなり残念だが、そういった問題もあり代表引退を自分のなかで受け入れなくてはならない。

後悔はない。代表チームでの日々は本当に誇らしいものだ。

今後、韓国代表チームはよりヨーロッパのチームとのテストマッチを多く組む必要があると考えている。


以上。