遅ればせながら、2011年の目標 | 書き手 吉崎エイジーニョのブログ

遅ればせながら、2011年の目標

「来年のことを言うと、鬼が笑う」と言われて、

ああそうかと思い。


「一年の計は元旦(1月1日の午前中)にあり」とも言われちまうと、
そんな大事なこと、12時間で決められませんよ、
しかも脳みそつるっつる状態の元旦にね、

なんて思いつつ、10日を迎えてしまいました。


しかも途中、3日4日5日に高熱を出してぶっ倒れてしまった。

遅ればせながら、2011年の目標を。


抽象的になりますが、やっぱり

「既存にない、新しいことをやっているか」
「何かと戦っているか」を自分自身に問い続けたい。


などと、意気込んだって、原稿を書く機会を与えられなければ
どうしようもない立場にあります。


だから、もっともっと書く機会を得ていくためにはどうするのかを
考えなくてはならない。


常に考えるのは「専門性」と「一般性」のバランスです。
その両方を上手く見せていく必要性を強く感じています。

一点を強く見せていくことは大事だと思うけど、限定しすぎてしまうと、
「それオンリー」というイメージをもたれてしまう。特に編集者に対して。


20代の頃はガンガン専門性(韓国サッカー)で押していたけれど、
30代になって、それをぶっ壊した。ペンネームに変え、日本やヨーロッパ
サッカーにもトライする姿勢を見せていこうとしている。サッカー以外のジャンル
にもトライして、幅を広げていこうともがいています。


ただ、このさじ加減が本当に難しい。

重ねて書くが、専門性ばかり押すと、幅広さが伝わらなくなるし、

幅広いところを見せていくと、専門性を忘れられちまう。


吉崎エイジーニョという書き手は、こうありたいと思っています。


■「日韓関係に関しては、『目利き』としての自覚を持つ。

韓国の良いもの、悪いものをしっかりと紹介できるようにする」


そのためには、『韓国バカ』にならないように最大限の注意を払っています。
視野が狭まってしまわないように。


具体的には次の方法で、自身のアウトプットに対する信頼感を高めていきたい。

■「日欧韓のフットボールシーンを時にアホらしく、時にシリアスに描ける」

■「語学は自分の最大の長所。韓国語、でたらめドイツ語、でたらめ英語を駆使する。それらを混ぜに混ぜ、ビビンパのように新しい味を生み出す」

■「ドイツでの海外組の経験を生かし、『やるサッカー』の環境が整っていることが『見るサッカー』のレベルを上げることに繋がる点を伝える」

■「サッカーを通じた、日本人像を描きたい」

■「人の気持ちの揺れ動く様を描ける書き手でありたい」
■「戦っていたい、そして既存にないものを生み出したい」


我ながら、相当難しい舵取りです。
これを人(編集者)に伝えていくことは、本当に難しい。


ひとつ、ついでに言わせてもらうと、

子供の頃から、『サッカーダイジェスト(マガジン、すまん)』を通じて

ヨーロッパサッカーをアホほど見てきた。
が、しかしこれは編集の方々には一ミリも伝わっていないでしょう。

去年の秋、『オレ、ヨーロッパサッカーにもぜひトライしていきたいんです』と言ったら、驚かれてしまった。
90年代初頭はセリエAのサンプドリア(ヴィアリ、マンチーニ)に心焦がしてきたし、

オランダトリオがどうした、とか、ヘイゼルの悲劇でイングランドがどうなったとか、

ドイツのシュスターは史上初、バルサ、レアル、アトレチコのスペイン3大チームのユニフォームを
着た外国人なんだぜ! なんてことも頭に入っています。


書く機会を増やすために、より自分を知ってもらうために、

むしろやりたいことを削ることも考えています。
ひとつ挙げるなら「出来る限り、人の気持ちの揺れ動く様を描ける書き手でありたい」

っていう看板は少し隠す必要があるかも。

「じゃあ、戦術ものはパスなんですね」というイメージを持たれているような、

いないような。


いま、ギラヴァンツ北九州関連では、たくさん戦術のこと、システムのことも
書かせてもらっています。これまでやってこなかったことだ。
生来の九州・ド・ド・ド頑固さ=自分の軸を保ちながらも、変わっていかなくてはならない。

自分のやりたいことをしっかりと持って、
それをしっかりと周囲に伝えていかなくてはならない。


専門バカになってはならないし、器用貧乏にもなりたくない。

上に挙げたポイントのうち、いずれのドアをノックしてもらっても
つねに万全な体制で望める準備をしなければならない。


戦います。

……長くなりました。


具体的にはこういう目標を掲げます!!!

ハードルを思いっきり高く設定します。


~仕事編~


■韓国サッカーについて書き続けるのは当然のこと。

プラスα、何ができるかを考える。


■本を3冊出す。1冊はサッカー書き下ろし、2冊は翻訳。

しっかりと狙って、売れる本を出す。


■日本サッカー関連の原稿を、最低5回書く。


■欧州サッカーの原稿を2回書く。


■インターネットコンテンツで、新しいものにトライする(現在企画書鋭意作成中)


■ヨーロッパに1度は行く。


■アメリカ大陸に足を踏み入れる。


■北朝鮮に行く(これは毎年言っているけど…)


~プライベート編~


■草サッカーでは「ボランチ」に挑戦する。左右両足が蹴れる自分の特長を

最大限に生かすためには、真ん中のポジションにトライすべきという考えに至った。

オレは「ターン」というプレーが本当に苦手だ。時間がかかる。

いつも周囲に「前、向けるだろ!?」と注意される。

逃げてはならない。ボールを受ける前の準備を怠らず、弱点を克服します!


■プライベートなのか分かりませんが……KARAのハン・スンヨンちゃんに会う。

「生で見たい」とかじゃなくて、
会って話す機会(インタビュー)を得られるよう頑張る。そう強く願うことが第一歩。

実現してみせます!!


2011年もよろしくお願いいたします。


追伸:『初蹴り』、済ませました。
写真は、1月4日に飛田給のMFPにて。
な・な・なんと、柔道の北京五輪金メダリスト、鈴木桂治さんとフットサルをした!
さすが身体能力高し。国士舘体育会OBも混ざった試合で、ガンガン点を取っていました!!


エイジーニョ・ブログ

上段、赤、腕組みが鈴木さん! 同じく上段、右から2番目が筆者です!!