南ア日記 その2
グループA、南アとフランスの予選敗退が決まりましたな。
3時30分からは、グループBの雌雄が決します。
さて、南ア日記第2回と写真をお届けいたします!
■6月9日(水)
前日の夕方、北九州から東京に戻る途中で決まった南ア行き。
出発まで、わずか3日しか残っていない。
朝から東京で動けるこの日、少しでもはやく出版社・広告局の担当者と顔を合わせておきたかった。
しかし、先方の返答は「どうしてもスケジュールを空けられないので、明日にしていただきたい」。
とにかく、日程だけを固めておいてほしいのだという。
せっかく行くんだから、13日の取材だけで終わる「弾丸ツアー」にしてはもったいない。
だからと言って、滞在費を個人負担で潤沢に工面できる状況でもなかった。
お恥ずかしながら。なんせ、まったく南アに行くつもりはなかったから、予算など準備していなかった。
ヨハネスブルグから遠くの移動はのっけからプランに入れないことにした。
大会開幕2日前にして、改めてワールドカップの日程表を眺めた。
取材日の翌日、14日にはヨハネスブルグでデンマーク―オランダ戦がある。
この試合の観戦をまず確定させた。
とにかく、ワールドカップの雰囲気を楽しませてもらえれば、ありがたいことだ。
さらにこの翌日、ブラジル―北朝鮮戦がヨハネスブルグで行われる。
けれども、この試合の観戦は決めかねてしまった。なにせ、単独行動にビビリまくっていたのだ。
某編集部に南ア行きを報告したところ、思いっきり脅されてしまった。
「うぁー、大丈夫ですか? 一人で動いている人、ほとんどいませんよ!」
この日は結局、日程すら決められないままに一日を終えてしまった。
不安ばかりが、ビューンと高まっていた。
相変わらず本文と噛み合いませんが、ヨハネスブルグ初日のホテルにて。
セルビア代表の宿がすぐ横にありました