昇格しました
自分たちの街のクラブがJリーグに昇格する(かもしれない)日というのは、
おそらく人生で1度しか訪れないでしょう。
ついにこの日を迎えました。
北九州、J2昇格。
私、74年生まれなのですが、高校1年の時に南海ホークスが大阪から移転してくるという
出来事があった。
移転1年目はサッカー部のくせに、よく球場に通っとりましたもん。
当時のダイエーホークスは、北九州市民球場で年間7~8試合はやっていた。
何よりしびれたのが、「選手が自分たちホームの観客のために戦っている」
という感覚だった。選手が「福岡」の名の下、オレたちのために戦っていると
考えるだけで、もう応援せずにはいられなかった。
だから、自分にとって、「多感な時期に愛情を注いだクラブ」とは、福岡ダイエーホークスに
違いがない。佐々木誠と山本和範はいまでも自分のアイドルです。
ただ、ずいぶん後にホークスは「福岡」のために戦っているんであって、「北九州」のことは
あまり頭の中にないということを知る。「準ホーム」のはずなのに、公式戦の開催試合が
激減しとるからね。
ただ、あのころの記憶が、今の仕事の原点のひとつとなっていることには違いがありません。
外野席からホークスを応援しながら、ちらっと「ああこれがサッカーでも起きないかな」という
思いを抱いたもんです。
来季から名前をギラヴァンツと変えるチームは、これを現実のものとしてくれました。
もちろん、地域リーグやJFLでも、チームが戦う姿には愛情を注いできました。
それでもやっぱり、Jリーグ昇格には新たなスタートという思いを強く感じます。
何が嬉しいかって、アビスパ福岡と戦えるじゃないですか!
北九州という名を背負って、福岡とリーグ戦でぶつかれる。
ダービーに勝って、街を活気づけてほしい。
チームは、この大きな、かつ明確な役割を背負って戦ってほしいと思っています。
オレはオレで、チームのかっこいい原稿を書くぜ!
なーんて
物思いに耽っていたら。
朝、リビングで新聞を読んでいたオトンに聞かれた。
「『勝ち点』っち、何か?」
すんごくボソっと聞いてきたので、ちょっとうろたえた。
仕方がねぇから、全部説明したぜ。
勝ったら3点、引き分け1点・・・・・・でリーグ戦というのは
このポイント数で順位が決まるんだと。
サイン会はこじんまりとした雰囲気のなか、大切な私のコア読者が
訪れて下さいました。ありがとうございました。
とりあえず、小倉城