水・木・金・土の日記まとめて! | 書き手 吉崎エイジーニョのブログ

水・木・金・土の日記まとめて!

水・木とクラブワールドカップを取材、金曜日は日帰りで神戸に取材に行ってきました。

クラブワールドカップのミラン-浦和戦は、現場で見る限りでは、ものすごく面白い試合だったぞ!

(テレビ観戦した某編集部員は「渋い試合だった」と言ってたが・・・)


ああいう試合展開では、60分までを一つの境にして試合を流れを見極めます。

「劣勢チームが我慢しきれるか」という観点でね。

相手が強いチームでも、1時間も攻めてりゃ、疲れてくる。

すると、1度は劣勢チームにチャンスが来るからね。


60分まで集中力を切らさず耐え、最後の30分でもう一度、気を引き締めなおし、戦う。

力の差があるチームとの対戦では、これが黄金パターンです。


こういうゲームの読み方を心得たのは、ヨーロッパ時代の経験からです。

いやー所属チームが、本当に弱かったからなぁ。

いつも押されまくっていた。

ドイツ10部リーグで、ビリ。対戦相手はぜんぶ格上。


だからいつも、60分まで耐えようと思って試合に臨んでいた。

そうすりゃ、ゲームがつくれる。勝負はその後に仕掛けるべきだとね。


じつはピッチ上で感じる90分の長さって、体感しなければ分かんないもんなのよ!


さて、

翌日のメディアには「パスの精度が違う」「実力差があった」なんてコメントが出ていた。

それは、ある程度分かってるわけでさ。
だからこそ、勝つ方法を考えるのが面白いわけじゃない。


あれだけ押されながらも、レッズは65分からちょっとした流れをつかんだ。


65分、闘莉王スルーパス、永井がクロス。CK。それをネネがヘディングシュート。

67分 永井のパスを、ワシントンがシュート。

(同分、一度カカにゴール前で突破を許し)

同じく67分、長谷部と鈴木啓太が連続でシュート。


我慢しぬいた結果、自分たちの時間帯があったわけです。


わずか2分。

結果的には、そこを逃したことが敗因だと思うな。


決勝点は、1分後の68分に決められた。


あの65分からの2分間が、浦和が劣勢のなか意図した「仕掛けどころ」だったのか、

あるいはたまたま転がってきたチャンスだったのか。

オジェックは「守るだけではなく、スペースを詰めようと努力していた」と発言しています。


少なくともミランは、仕掛けてきた裏を尽き、決勝点を決めたわけです。


翌金曜は、神戸に日帰りで取材。
ヴィッセル神戸の関係者に話を聞いた。
「Number ノンフィクション」用の取材です。
年明け、長いのを書くぜよ。
テーマは、とあるストライカーの人生。
「隠し玉」的存在です。



kobe

東京に戻ってすぐ、のどの調子が悪くなってしまった。

すごく状態が悪い。声がでない。

どないしよー。水曜日は「巻の歌」のレコーディングです。