五輪予選 | 書き手 吉崎エイジーニョのブログ

五輪予選

五輪予選、取材に行ってきました。


当然、感じましたよ。試合内容への不満です。

エイジーニョ個人宛にも、「あれでいいんですか?」という主旨のメールをいただいた。


モヤモヤした試合の後、まずオレは「監督の考えがなんやったんかなー」と考えます。


監督が何をしようとしたのか、それが遂行できたのか、出来なかったのか。

出来なかった理由はなんだろう。


ドイツ時代には、ずいぶん監督に泣かされたのでねー。

いやいや、その存在の大きさを知った。


監督が何をしようとしているのか、っていうのはチーム指針の大基本であり、

そこに立ち返ろうって言うこと。


「海外組」になる前、日本の草サッカーで好き勝手ボールを蹴っていた時代には

持てなかった発想です。


監督会見の冒頭で、疑問は解決しました。

反町監督が次のような内容を話していた。


「ご覧の通り、サウジは非常に強い相手だった」

「今日は、非常に武骨な戦いだった」

「サッカーの一部として、こういう試合もあるのかなと思う」

「セットプレーのシーンにも、しっかりと人に対しても、スペースに対しても、マークすることができた」

「出来れば1点獲りたかったが・・・これは今後の課題」


そりゃ、こっちだって攻撃的な、スカッとした試合を観たかった。

これは、単純な一ファン心理として、自然と生まれてくるものです。


ただ、監督は、格好良さよりも現実的に出場権獲得という結果を取りに行った。

監督の考えが、そういうことだったということです。


「ああ、ひとまずは監督の狙いは遂行されたんだ」と理解するしかない・・・

そうやって、自分を納得させる方向に持っていきました。


本田圭佑◎。

以前、インタビューでこう言い切っていた。

「左足を武器に、まずゴールを狙う。

ダメなら、ゴールにつながるパスを出す。

さらにダメなら、ゲームをつくるパスを出す」

自分のやりたいことを、言い切れる選手は周囲に言い切れる選手は、貴重ですよ。

監督のやりたいサッカーと、本人のやりたいことが上手く重なっていればよいのですが。


その他、エイジーニョ取材歴からすると、李忠成にも大きな関心があります。

この選手、話しているときにすごく表情がある点も、ものすごくよい。

気合・根性、そういうのを感じます。

日本でもなく、韓国でもなく、ちょっぴり柏の文化を感じるんですよね。

じつのところ。