豪州戦 | 書き手 吉崎エイジーニョのブログ

豪州戦

土曜日のアジアカップは、ホント興奮しました。

久々に代表戦で熱くなれた感じです。

オモロかったポイントは2点。

相手の退場(後半31分)で起きた局面の変化、

そして、選手交代のあやでした。

だって、後半31分に相手が退場するまでは、こちらが追い詰められた心境だったじゃない。

キューウェル、ケーヒルを投入してきた。

ワールドカップのトラウマだろうね。見ていて、いやーな感じがしていた。

さすが豪州、打つ駒が多いなと思って見てた。


それがあの退場で、局面が変わった。

相手の監督だって「日本相手に10人はキツイ」とコメントしてたでしょう。

今度は、日本が交代で手を打てる立場になった。

はやめにFWを投入して、勝負を決めに行くのか? とイメージした。

でも、オシムは一気にはしかけなかったなー。

◇後半43分 加地OUT 今野IN。

うわーディフェンスかよー!? と思った。

が、よく考えるとサイド攻撃を強化したかったのでしょう。

個人的には、左サイドは左利きの専門性が発揮されるべきポジションだと思う。

駒野は右足が得意な選手だからね。

90分で決められるかなー、と思ったが、この時点で120分勝負に切り替えて

観戦してました。

◇延長前半12分 巻OUT 佐藤IN

そりゃ、そう来るやろ、というところ。

個人的には、寿人をもっとみかったぞ!!!

◇延長後半10分 中村憲OUT 矢野IN

FWが3人に。これでやっと、ガンガンイケイケ態勢に!

・・・とは、行かなかった。

観てる側が思うようにガンガンとは仕掛けなかったよね!?

終了間際には、もっとクロスを上げろ! なんて叫んでました。

ちょっとボール回しが多いような気もしたが?

あとで冷静に考え直すと、

万が一に備え、カウンターアタックをケアしていたのでしょう。

さらにさらに、最後の選手交代について。

オレは個人的には憲剛じゃなくて、遠藤を替えてもよかったと思うぞ。

延長後半9分のダラダラシュートは、よく分からなかったからね。

疲れてたのか、彼なりのクールさなのかね。

この交代策は、後に遠藤をPKキッカーとして残したんだと知る。


ホント後半31分以降は、真綿で首を締め付けるようにオーストリアを追い詰めていったんだけどね。

120分で決めきれなかったところは、ちょっと誤算だったかな?

でも、ところどころでリアルにアジアカップを感じ取れるゲームでした。


リスクマネージメントしながら、仕掛けどころを見極める。

東南アジアの気候、強豪との対戦、決勝トーナメントでの戦い方・・・

そういう要素が複合的に入り組んでの戦い方でした。


オシムは会見でたびたび質問をはぐらかす。

「あなたが考えて書け」と言う。

だから、こっちもあれこれ想像するのが、「オシム・ジャパン」の楽しみ方でしょう。

まぁ、ごちゃごちゃ言ったが、結論を言うとオモロかった。

ごちゃごちゃ言わんと、佐藤寿人に期待しよう。