第29節 Raderthal I戦 ●1-4 エイジーニョコメント | 書き手 吉崎エイジーニョのブログ

第29節 Raderthal I戦 ●1-4 エイジーニョコメント

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残留危機の2軍にメンバーを貸している3軍は、アウエー帯同が12人と苦しいメンバー構成。

エイジーニョは、3-1-4-2の攻撃的MFとしてフルタイム出場を果たした。


序盤から、最下位の相手に押し込まれる苦しい展開。前半15分過ぎに先制を許すと、立て続けに2失点。

中央MFミヒャエル、エイジーニョ、FWクラウスの3人のパスワークを中心に相手ゴールに迫ったが、30分にミヒャエルが1点を返すに留まり、1-3で前半を折り返す。


後半も悪い流れは続いた。失点こそ1点のみだったが、ロングボールに頼り、チームメイト同士が言い争う苦しい試合展開。結局1-4の大敗を喫した。

先に試合を終えた2軍は4-0で勝利。10部残留を決めた。

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キックオフ直前に、2軍が勝ったという情報が入りました。チームメイトはこれを発奮材料にしようとしていた。僕は、率直に言うと複雑な心境でしたよ。どうであれ今回の海外移籍の結果が出る瞬間に、その場にいたかった。


だからこそ、ゴールを決めて、別の次元での目標を達成しようと、自分を奮い立たせた。とにかく、なにか目的を持ってプレーをしないと、ここの厳しいフィジカル・コンタクトの中には飛び込んでいけませんから。

2軍の試合は13時からのホームゲームで、3軍は15時からのアウエーだった。

2軍の試合中に移動しなければならなかったのです。辛かった。


でも試合会場に着いたら、天然芝のピッチが待っていた。少しだけ気持ちが癒されました。

おまけに、ここ最近流行りの軽く回転のかかりやすいボールで、ポジションは攻撃的MF。

舞台はそろったんです。3軍落ちのショックはあるけど、「この業界、腐ったら終わり」って小笠原満男も言ってましたからね。

試合球はかなり扱いやすかった。こっちのボールって、真っ白くて重いボールが多く、なかなかバウンドがつかめないことも多い。でも今日はファーストタッチに気を使わず、ボールにからんで行くことができた。傷めている右足首にも負担がかからないので、思い切ってプレーできました。


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左サイドに流れ、センタリングを上げるエイジーニョ

ゴールチャンスは2度ありました。前半40分過ぎに、ミヒャエル、クラウスとのパス交換でゴール前に迫ったんですが、ラストパスをミヒャエルがミスし、シュートに至らず。後半40分過ぎには、CKのこぼれ球を左足で直接狙ったんですが、これは枠を捉えられなかった。


後半はいつもどおり、チームメイトどうしでかなり厳しい言い争いになってしまったので、流れを手繰り寄せることが出来なかった。ここが一番歯がゆいところです。情けないことに、味方の言い合いの雰囲気に呑まれてしまうのです! 

まぁ、来シーズンがあるんだったら「徐々に慣れていけばいい」という考え方ができるかもしれません。でも、今の状況が、1年かけて挑戦した結果です。置かれている状況のなかで、最終節でベストを尽くしたい。

ここまで、本当に予測できないことばかりの海外移籍だったと思います。随分と翻弄されたし、運命に抗う努力も続けてきた。どう転ぼうと、あと1試合になりました。

自分に課した最後の目標は、ゴールです。1点取って、ドイツで戦った足跡を記したい。


ワールドカップも近づいていますが、大会直前にシーズンを終えるエイジーニョに注目を!

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ライン川をバックに、華麗にプレー。

後半40分のシュートシーンでは、左足でしっかりミートしたが枠を捉えきれず