第26節 Alt-Bocklemund I ●2-7 試合後、エイジーニョコメント
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
雨中のゲーム。
主力のミヒャエルを欠くズッドヴェストは、3-2-4-1のシステムで6位のAlt-Bocklemünd Iと対戦した。エイジーニョは、左の攻撃的MFとして先発出場。
前半は0-0で凌ぎ、後半勝負へ。
ところが、開始直後のプレーで失点を喫すると、またしてもチームは崩壊する。
なす術もなく6失点。ワントップのシュテファンが2点を挽回したが、焼け石に水だった。
結果、チームは最下位に転落。試合後のロッカールームでは、またしても重たい空気が流れた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――<
車で20分ほど移動してのアウエーゲームでした。
前所属チームの時にも来たことのあるピッチです。ここまでの敵地での試合は、ほとんどが知っている場所なので、心理的には楽ですね。日本代表の海外組でも、同じ国で違うチームに移っている選手がいます。中田英寿、柳沢、ベルギー時代の鈴木隆行などです。アウエーの状況が想像できるというのは、すごく大きいことですよ。1つのチームで失敗したり、移籍することになっても、同じリーグで挑戦を続けるのはよいことです!!
不安は自分のコンディションのほうでした。朝目覚めた時点で、ベッドから起き上がれないほど疲れていた。足はパンパンに張っている状態です。前日はじっくり休んだんですが、おっさんなのでしょうか、なかなか疲れが回復しません。雨のせいで、直前まで試合を中止にするか協議していたのですが、正直なところ「中止になれ」と願っていました。
結局、試合は行われることになり、ロッカールームでスタメンの発表があった。
ちょっとびっくりしましたよ。
「中央のMFで出たい」と言ったら、すぐにそのポジションで出られるんですから。
フランクは「おい、真ん中だぞ」って声をかけてきた。
希望のポジションで出場する以上、言い訳が出来ない状況になった。
左右のサイドに流れてボールを引き出し、少し攻撃のテンポを変えることを考えてプレーしました。ウチの攻撃はロングボールに頼りすぎるきらいがあるのでね。あわせて、ゴールを狙いに行った。目に見える結果を出さないといけませんからね。
前半の滑り出しは、比較的良かったと思います。右サイドMFのアレックスを走らせるパスを何度も出せたし、彼からのロングパスを受けてシュートを放つこともできた。合わせて、短いパスでも変化をつけられたと思う。
ところが、後半、ゲームの入り方に失敗して、あっというまに2失点を喫した。
すると、完全に相手の雰囲気に呑まれてしまった。言葉が完全ではない自分は、チームに再び活気をもたらすことが出来なかった。「頑張ろうぜ」っていう表現しかできないんです。60分過ぎに、交代でベンチに下がりました。
試合が終わった後も、話す言葉が見つからない。ドイツ語のボキャブラリーが少ない上に言葉が見つからないのです。試合の後は、ちょっとチームメイトとの距離を感じてしまいました。
次のスケジュールは、17節の未消化分が火曜日にあります。
月曜日の1日だけで、フィジカル&メンタルの両方が回復するかな?
ちょっと不安ではあります。
DFラインの裏に抜け出し、シュートを放ったが・…
守備に回る時間帯がほとんどだった