第21節 VorgelsangⅠ戦 ●0-6
エイジーニョがマークを振り切られ、この日4点目を決められる
前半45分は、ゲームプランどおり、ひたすら守り抜く作戦が成功した。
しかし、後半開始早々の失点により守備陣が崩壊。
前期の戦いを思い出させる、悪夢のようなゲームとなった。
右DFのアリが負傷のため、前節に続き欠場。FWミヒャエルの遅刻により、ハディが入る。
前節と同じ3-5-2システムで、9日現在6位のVogelsangを迎えた。
中村俊輔気分で左足を振りぬくエイジーニョ
0-0で迎えた後半開始早々、試合を決定づけるシーンが訪れる。
キックオフ直後のプレーだった。
VogelsangⅠは左サイドのMF(ミゲル)とDF(エイジーニョ)の間に山なりのボールを落とす。
ミゲルは後方にマークを引き渡そうとしたが、エイジーニョとの意思の疎通を欠き、相手右MFにペナルティーエリアへの侵入を許す。
マンマークを捨て、スペースを消しに掛かるエイジーニョ。
タックルを仕掛けたが、ボールがこぼれてしまい、相手の足元へ。センタリングを許すと、そのまま相手FWが軽く足に当て、先制を許す。 この失点から、チームは脆くも崩れ去った。
5分、ペナルティエリア正面のFK。GKサシャの正面に飛んだシュートは、脇をすり抜け0-2。
10分過ぎ。ゴール前正面で、9番にシュートを許す。正面に立ち、マークについたエイジーニョとティムは、シュートコースを狭めることすらできず、0-3。
15分。カウンターを浴び、エイジーニョが相手9番との1対1に敗れ、独走を許し0-4。
25分。リベロのフローリアンが攻撃参加したあとにカウンターを許す。右サイドをきれいに崩され、0-5。
40分。左サイドを破られると、センタリングから決められ、0-6。
後半戦再開後は、中位圏のチームに検討してきたものの、この日は自滅パターンに陥った。
後半開始早々の失点からチーム全体が前のめりになり、ボランチが空洞化。リベロのフローリアンが攻撃参加したあとは、エイジーニョらDF陣が1対1にことごとく負けた。試合後のロッカールームには悲痛な雰囲気が漂った。
ズッド・ヴェストは勝ち点9の最下位のまま変らず、いよいよ降格が現実的に。他会場で降格を争うOssendorfⅠが0-9、Ehrenfeld65Ⅱが1-6と同じく大敗を喫したことが唯一の救いとなった。
ラグビーまがいのタックルを披露。前半はなんとか相手を封じたエイジーニョだったが・・・
腹の出た主審。意外に運動量が豊富で、危惧されたオフサイドの見落としはなかった