第16節<順延分>ボルシア・リンデンタール・ホーエンリンド戦
エイジーニョの前所属クラブ、ボルシア・リンデンタール・ホーエンリンド。
見慣れたユニフォームが、ホームグラウンドにやって来た
相手のリンデンタールとはダービーの関係。
クラブハウスがわずか4キロ先にあるライバルをホームに迎えた。
火曜日19:30からのゲーム。
プレーヤーは各々仕事を抱えるために、30分前になってようやく全員が顔を揃えた。
前週の水曜日に日程を知らされ、各自がなんとか日程を調整し、13人のメンバーが集まった。
前節に右DFのアリが負傷したため、ティムを投入。それ以外は前節と同じメンバー、3-5-2のシステムで、5位のリンデンタールと相見えた。
前期の開幕戦では、アウエーで2-7の大敗を喫した相手に対し、序盤から劣勢を強いられる。
7分、左DFのエイジーニョがラインに残ってしまい、オフサイド・トラップを取りこそねる。
右サイドから中央に折り返され、相手31番が合わせるが、シュートミスに救われる。
その後も、度々ゴールを脅かされるズッドヴェスト。
FWが非力のため、単発のカウンターで苦し紛れのシュートにしか持ち込めず、DFラインは我慢の時間帯が続く。
エイジーニョ⑭も度々突破を許してしまう
しかし、これはリーグ再開後、毎試合繰り返されるパターン。
もはやゲームプランとなりつつある。この日もなんとか60分過ぎまで踏ん張り、相手のラインが間延びする時間帯になんとか得点機を伺う。
55分、先制を許す。
右DFのティムが突破を許し、センタリングを上げられると、これがリベロのフローリアンの手に当たり、ハンドの反則。PKを正面右に決められ、0-1に。
しかし、孤軍奮闘でチームを引っ張るフローリアンの不意のミスに、チームは沈むことなかった。
間延びした相手DFのスペースを突き、徐々に反撃を開始する。
70分、右サイドから展開し、ゴール前にボールが入ると、相手DFがMFミヒャエルに後方からファウル。
PKを得る。 これをフローリアンが決め、1-1に。
PKの後、ボールの奪い合いとなり、5分ほど試合は中断した。
その後、10分ほど一進一退の展開が続いた80分、カウンターから決勝点を奪われてしまう。
相手GKのゴールキックが、センターサークル右に入る。MFがバックヘッドでFWの9番に落としたボールに対し、マンマークについたエイジーニョの反応が一瞬遅れる。慌てて飛び込んだが、前に振り向かせてしまった。
50分過ぎに足がつり、一度ピッチを離れたエイジーニョは、スピードに乗った相手を捕らえきれず、ハーフライン近くから独走を許す。ゴール前までなんとか追いかけたが、及ばず、左隅に決められた。
05年に4ヶ月在籍。ついに試合では一度も袖を通せなかった、緑と白のユニフォームと対戦したが・・・
残りの10分で猛攻を仕掛けたズッド・ヴェストだが、2度シュートがポストを叩く不運もあり、そのまま敗北。
ゲームはプランどおりに進んだが、結果だけが伴わず、後半戦初の黒星となった。
同節の他会場の結果により、最下位に沈む厳しい結末に。
ここまでわずか1勝ながら、ドローで勝ち点を拾い、降格圏外を保ってきたチームに重苦しい空気が流れた。
試合後まで、出来る限り元チームメイトとは言葉を交わさなかった。
リベンジを果たしたかったが・・・