オフ到来
カフェにて想う
日本のシーズンは終わりが近づいていて、ここヨーロッパは、冬の中断期間にポツポツと入りつつある。
中田浩二の成田着の報をインターネットでチェックした。高原はケガの検査のために一時帰国するんだとか。小野伸二にも、浦和復帰の話が出ている。
同じ海外組のエイジーニョには、彼らの気持ちをちょっぴり察することが出来る。残りの何節かは「あと何日で日本に戻れる」っていうモチベーションと、「戻る前に少しでも活躍した姿を見せたい」という焦りが交差する日々だったと思う。
Jリーグでは、移籍リストに載った選手たちが新しいステップに挑んでいる。
今、書店売りの「Number」でも書いたんだけど、エイジーニョは今年所属したボルシア・リンデンタール・ホーエンリンドから戦力外通知を受けた。厳密に言うと、監督にチャンスがあるのかを聞きに行って、はっきり「無い」と言われた。
この経験から言わせてもらうと、たとえ移籍リストに載っても、ポジティブでいてほしいんだよね。チームから「チャンスがない」と言われば、逆に新しい環境を探すだけのこと。もちろん、行き先がサッカー以外の場所になってしまう選手もたくさんいるんだろうけど、堂々と新しいステージに向かってほしいのです。
エイジーニョは、ここで何度もドイツ人から「No」とはっきりと言われている。確かにキツい。でも今は、本音を隠されるよりも、こっちのほうがよっぽどマシだと思えるようになってきた。「あー、すっきりしたー」くらいの感じだ。
"クビ"と"新天地を探す"っていうのはほとんど同じ意味なんだよね。同じ行程を踏むんだったら、ポジディブに取り組んだほうがいい。
なーんて、前置きが長くなったけど、本日「Number」のクロアチア原稿の最終チェックを終えたエイジーニョは、急遽帰国することになりました。
21日のキャセイ・パシフィック便に乗って、22日の昼に成田に着きます。みんな、見かけたら声をかけてね。中田ヒデみたいなファッションで歩いてる(かもしれない)ので。
滞在予定は長くて1ヶ月。2月から各チームのトレーニングが始まるので、その時期にあわせてドイツに戻ろうと思う。
帰国の目的は、足首の治療と、この企画をより多くの媒体に取り上げてもらうべく、営業活動をすること。筋トレのメニューも、坂詰先生と相談して組替えようと思っている。国内でリハビリとトレーニングをしっかりやって、自信を取り戻して、ドイツに戻りたい。もちろん、友達にたくさん会って、エキスを吸いまくるのも大きな目的。
はっきり言って、サッカーは出発前より下手になってる。出場機会ゼロだと報告するのは悔しいし、恥ずかしい。
でもまぁ、日本一情けない海外組として、堂々と成田に降り立とうと思います。
「明日帰る」と思ったら、ちょっと息苦しかった街の景色も愛しくなった
11月の末くらいからはじまったクリスマス市も、今日で見納めなので
晩飯がわりに屋台でじゃがいも料理をほくほくとつまんだ。
ここ最近は、サッカーだけの生活になっていたと反省。
日本でしっかりと自分を立て直して、戻ってきます。