リーグ戦第12節 Fatih Spor II 戦 | 書き手 吉崎エイジーニョのブログ

リーグ戦第12節 Fatih Spor II 戦

230522

こういう結果になりました!!


ホームに前節終了時点で2位のFatih Spor IIを迎えての一戦。

1位のみがクライスリーガB(9部)に昇格できるリーグ戦で、現在首位と勝ち点5差につけるボルシアLH。

昇格レースをより有利に進めるためにも、勝ち点3を獲りたいところだ。


前節に続き、ストライカーのイリアとトップ下のフィリップの2人を負傷で欠く苦しい布陣。

相手チームが、10部の中では珍しくパスをしっかりとつないで攻め込んできたこともあり、 序盤から苦しい試合展開となった。

中央を2度破られ、決定機を作られるが、GKヘンリックの好守でなんとか凌ぐ。


stadion

試合会場は、ワールドカップスタジアムの真横なのだ


相手の猛攻が一段落した20分、ボルシアLHに幸運な先制点が生まれる。

ゴール前に入れたロングボールを、相手のCBがクリアミス。

こぼれ球をFWエリックが左足で詰めた。


思わぬ展開に、Fatih Spor IIの攻撃はより激しくなる。

29分、左サイドから展開し、中央に折り返す。

ボルシアLHのDFラインをきれいに揺さぶって、同点に。

その後はFatih Spor IIがボールをキープし、ボルシアLHが時折カウンターを見せる展開。

前半は1-1のまま折り返した。


bench2

ベンチで不安そうに試合を観るエイジーニョ(正面右)


後半も同様の展開が続く。

ボルシアLHは、劣勢になるとまったくMFでボールがキープできない悪いパターンにはまる。

GKヘンリックの好守でなんとか凌ぎきると、70分過ぎから相手の浅いDFラインのウラを突くパスが効果を見せ始める。

72分、74分、78分と立て続けにシュートチャンスを得るが、ゴールマウスを外れる。

「引き分けで、勝ち点2を失うか」そんな雰囲気がベンチに漂い始めた82分、ペナルティーエリア正面の直接FK。キッカーは、大ベテラン47歳のルディーニョ。


のっそり歩いて、キックの動作に入る。

右足のインフロントで緩やかに弧を描いたボールは・・・ネットを揺るがした。

2-1。まさかの勝ち越し。


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その後の約8分間は、醜い駆け引きの連続だった。

審判の時計の針を、少しでもプレー以外の時間で進めたいボルシアLH。

GKのヘンリックは、ちょっとした味方のバックパスを思いっきりグランド外に蹴り出す。

相手がキレる。


相手はキレてるから、所かまわずウチの選手をタックルで倒す。

審判が笛を吹かなければラッキー。

かつ相手の足が「反則か?」と一瞬止まったらさらに儲けものだ。

そこからビッグチャンスが生まれる。


しかし、場所を選ばないから、ボルシアLHのベンチ前で相手を張り倒し、両軍入り乱れての大喧嘩がはじまる。こちらは、この間に審判が少しでも時計の針を進めてくれたら儲けもの。

ikari

おーおーおー、怒っとるでー。 

エイジーニョも反則の瞬間「おい!」と叫んだ。

すると、ピッチの中の選手から「Was haisst?(なんて言った、テメー)」

と言い返されたぞ


そんなこんなで、時間は過ぎ、審判が右手を挙げた。試合終了。

この結果により、ボルシアLHは順位を5位から4位に上げた。

快心の勝利だった。


jugent

試合の後には、ウチのユースチームの試合が。同じ緑のユニフォームだ。

オレたちのように、下手な大人にはなるな。

そして、オレたちのように、おまえらも勝て!!



hutari

今日の写真は、すんごい良かったでしょう。

母校・大阪外大の後輩で、欧州在住の2人をケルンに呼んで、撮ってもらったのだ。

「試合、観に来いよ」なんてカッコつけたら、ホンマに来てくれた。

しかし当の本人は、ベンチ外の身。

じつに情けない