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先日、僕の気づかないうちに、自殺された女性に取り憑かれました。

結果、妻と子供の前で「お金がない」「老後の貯蓄もない」など卑屈なことばかり語り、終いには自動車運転中、対向車線に走る車に目が向き「あ~あ、死にたいなー、」とささやく声が聞こえ、とても深い悲しみや恐怖に襲われたのです。



取り憑かれていることに気づいたのは、風呂に入る時のことです。

守護霊様より「おまえの背中に女が隠れているから見てみろ」と教えていただいたため、湯船の中で全身に粗塩を刷り込んだあと、お経を読みながら成仏を願うことで難から逃れることができました。




思い返すと、最近は浄霊のご依頼を承る機会が多くなってきました。

浄霊とは、ご依頼者様の身体に取り憑く未成仏霊(未だ成仏されていない霊体さん)に成仏するように促す行為です。

目に見えないあちら側の世界でも、僕の浄霊法が口コミによって広がっているようです。




これでは命が危ないからと、僕を守る5人の守護霊様が話し合って提案された修行が、霊体に惑わされない耐性能力を身につけるために、「黄泉の国」に伺うことだったのです。

日本国内に「黄泉の国」と伝わる場所はいくつかあります。その中でも、守護霊様方におすすめいただいた場所は、『熊野大社』でした。






古来の僕の家系(永井家)は、徳川家より愛知県碧南市の神社を統括するよう命じられた宮司の家系です。

思い返すと、ご先祖様方が宮司を務められたどこの神社でも『熊野大神様』を勧請してお祀りしていたのです。

僕の産土神社(豊田市高岡町郷社神明宮)でも、天照大神様の隣に熊野速玉男神様が祀られています。

このことから、古来より現在まで、『熊野大神様』とのご縁が脈々と繋がれていたことに気づきました。



熊野大社は、森羅万象の営みに、神の存在を確信した古代人の原初体験が、熊野信仰の原点です。

熊野には、大自然が創り上げた人間を圧倒する神々の原風景ともいうべき場所が今なお残り、人々を寄せ付けない崇高な「神倉山」は、「熊野三所大神」が最初に降り立った場所です。

その後に、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社に同一神を中心に祀られました。



和歌山県に入り最初に伺うべき神社
熊野本宮大社にて


次に熊野川沿いに車を走らせて向かった先は、「神倉山」のふもとに鎮座する熊野速玉大社です。



景行天皇は、御神体「神倉山」に、初めて宮殿を建てて祭祀したそうです。その場に「神倉神社」がありますが、時間の都合上、そこまで伺うことはできませんでした。

次回再チャレンジします。



熊野速玉大社にて






最後に向かったのは、熊野那智大社です。


守護霊様曰く、「本殿付近に駐車場があるのですが、そこまで車で向かうと修行にならないから、大門坂から登りなさい」とのこと。

大門坂から「熊野那智大社」までの距離2.5キロ、所要時間30分と案内されておりますが、実際に歩くと予想以上に厳しい道のりでした。




大門坂は『黄泉の国』への入り口です。
辺りには沢山の霊体さんがみられます。
最初は体力に余裕がありましたが、奥に進むうちに、頭痛と倦怠感に襲われ、大変辛かったのです。






頭痛や倦怠感は、熊野那智大社境内に入ると治まりましたが、境内を出て「那智の滝」に向かうと、再び痛みました。
苦痛に耐えながら、一歩一歩少しずつ歩き、何とか「那智の滝」に到着。
夕方には、無事に修行を終えることができ、下山することができました。





『熊野大神様』は、人々の過去世、現世、来世を御守りする慈悲深い神様です。

日本に仏教が伝わると早くから習合が進み、修験道の行場としても栄えました。

古来より、地位や善悪、信不信を問わず、分け隔てなくお救いくださる神仏として崇敬され、人々は難行を覚悟で熊野を目指し、宝前に額突き、感激の涙を流したそうです。





難行の果てにあるもの、それは人生の再出発を踏み出すための勇気と覚悟を授かること。

熊野は、生きる力をもう一度いただく「甦りの地」であり、「新たな出発の地」でもあるのです。



今日は休養を取り体力回復に努めます。

いつもありがとうございます。




癒し空間そら 永井栄治




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