1970年代生まれの映画・本・レトロゲーム レビュー

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

レビューのレビュー”【レビュー】ノルウェイの森【映画】”

13年前の自分の記事をレビュー

まだ、文章が洗練されてないあの頃
ノルウェイの森のロケ地にいって
すかさず帰って映画を観た話。

詳しくは、上の元のブログもぜひ見てね。
リブログ機能で、感想の感想書きやすいね。

昔の自分に今の自分がツッコむ。
わかる人にはわかる

『お前は世界の王様か!?』
スタイルです。

※有名人(タレントさん)は敬称略です

それでは、いってみよう。

当時の記事

監督がトライアンユンです
アイカムウィズザレインのあの人ですから映像だけで中身はみた人が自由に解釈してくださいってマニアックな作りなのわ


いつも通りの期待値調整の失敗。
トライ・アン・ユン
当時、話題だったベトナム人監督です。
木村拓哉が出演してたアイ・カム・ウィズ・ザ・レインを観たあと。

さっぱり、わからなかったのを引きずってる。アイ・カム・ウィズ・ザ・レインは、キリスト教の世界観なので日本人にはわかりにくい。

解説が必要。当時でもネットやスマホはあるんだから、もっと検索して調べられたはず

何もせずに『マニアックな作り』で逃げているのは、あまり好みの映画じゃなかったの意味かな。


いやドアーズ大好きだしジムモリスンの歌声がこんなところで聞けて嬉しいよ

でもそこはビートルズじゃないの
ノルウェイの森でっせ

イギリスのビートルズ
ジョンレノン
アメリカのドアーズ
ジムモリスン
というのはわかるけどさ

ノルウェイの森でドアーズがながれて困惑しています。もはや、小説を覚えてないのでドアーズが出てきたかどうかは不明。

ビートルズとドアーズの対比をもっと専門的に書いて欲しい。ドアーズが好きだったならなおさら。

サラッとドアーズが好きと書いてあるけど
それはもっと押し出していい。

さて、トライ・アン・ユンとジム・モリソンの話しかしてない映画レビュー。

レビューを書くならもう少しちゃんとみよう。
書くときはさ。書くつもりで観ようよ。



最高に面白い、ただただ無名なナゾの名作『バハムート戦記』 【レトロゲーム】

レトロゲームの棚。

第二回は、『バハムート戦記』


そう、みんな大好きバハムート
そんなバハムートがタイトルとなった
バハムート戦記

バハムートといえばファイナルファンタジーでおなじみ。モバゲーでも神撃のバハムートとタイトルになってました。

モバゲーめちゃくちゃやったな。
ハンドルネームは、ひーちゃんだったよ
誰か覚えてたらコメントください。

さておき、ファンタジーの王道です。

ただ、このゲームのバハムートは、おなじみのドラゴンではありません。大陸です。

戦いの舞台がバハムート大陸です。
まだ、日本でバハムートがドラゴンと定着する前です。実際の神話ではバハムートは大陸をささえる魚やクジラ。

このゲームでは大陸の名前がバハムート。どちらかといえば日本で広まっているドラゴンイメージよりは原点に近い。

なのに、誰も知らないwww

そんな隠れた名作、バハムート戦記の話をしよう。

いや、隠れてないだろ。
という今、これを読んでるあなた。

そうなのです。
この記事を読むあなたにとっては、隠れていない完全無欠の名作かもしれない。

けど、気づいているはずだ。

バハムート戦記の話を他の誰かとしたことがない。友だちからバハムート戦記の話なんて聞いたことがない。と

このゲームを好きなのは私だけなのだろうかと?あなたもそう思っていたはずだ。

そんなことはない。
ここに。ここにいるぞ。

安心しろ。
この名作ファンが。

そんなバハムートの面白いところを
徹底的に解説(思い出)していきます。

もう、ゲームも攻略本も持ってない。
やり直すこともない。だからあるのは記憶だけ。間違えていたらすみません。

画像もありません。
画像がないと伝わらない。
そう思ったけど

そもそも、この記事を読む人はバハムートを好きな人ではなかろうか?

画像は脳内補完でお願いします。

まあ、そうじゃなけりゃ
自分でググれ

『バハムート戦記 メガドライブ』と


記憶甦れ。当時の記憶。
レトロゲーム 第二回

『バハムート戦記』


混沌の軍団が世界を包む。

それでは、いってみよう!!

バハムートの面白さ その①

王道ファンタジーの全部入り


ハリー・ポッターもロード・オブ・ザ・リングもゲーム・オブ・スローンズも世に出る前

ファンタジーといえば、コナン・ザ・グレートぐらいだったあの時代。いや、まて、ドラクエやファイナルファンタジーがあるだろ。

そうロード・オブ・ザ・リングがまだ、指輪物語だった時代。ファンタジー作品は、ネットはなく、小説や図書館の本で調べないと読めなかった。

それこそ、ホメロスのイリアスやオデュッセイアを読んでた1991年にバハムート戦記は発売された。

とにかく、ザ・ファンタジーな世界だった。
まず、8人の個性的なマスター、約60人の英雄たち、魔法、怪物、ドラゴン、遺跡

完全無欠の王道ファンタジーの世界観

ロードス島戦記やアルスラーン戦記
ドラゴンランス戦記など

当時は、〇〇戦記が大人気でした。


まずは、マスター

ジーク
バストラル
ベルフレイム
ガイラム
シェルファ
バルマー
クリムト
エル=モア

の8人、今でも空で全員言えるくらいの主人公たち。この中で、自分がプレイするマスターを選んでバハムート大陸を統一するシミュレーションゲームだ。

マスター全員に設定と背景がある。

ジーク=フォーリア
聖戦士。失われたフォーリア王国の王子であり荒れたバハムートを統一するため挙兵する。
軍師はレイモンド

バストラル=バインドアウト
狂戦士。バーサーカーたちの王。バストラル。
軍師はディーン。バストラル軍は敵だとつよいのに自分で使うと徹底的に弱い。

ガイラム=グリンダム
巨人族。かつて、誰かに滅ぼされた巨人族が復活。誰に滅ぼされたんや?クリムトか?ベルフレイムか?巨人族の王国をつくるため復活。
このガイラムも自分で使うとホントに弱い。
なぜなら、魔法がないから

ベルフレイム
ドラゴン。ドラゴンの女王ベルフレイム。火山の中に復活。英雄と軍師が使えないが強力。
立地は悪い。

シェルファ=フレイア
大魔術師。1000歳を超える魔術師。女性の姿をしている。タロスを量産できる遺跡に領地を持つがそもそもLPが足りない。

バルマー卿
アンデッドの王。ジークの祖先。フォーリア王国の昔の聖戦士。魔王クリムトに倒したのかな?倒されたのかな?妖刀ベサルスネーガと共にアンデッドととして混乱の時に復活した。面白いのだが、クセがありすぎてプレイヤーとしては使いにくい。

クリムト
魔王クリムト。世界を闇に陥れる伝説の魔王。バルマー卿に倒され眠っていたはずが混乱の時代とともに復活。世界を闇に包もうとする。この軍団は強い。

エル=モア
エルフの王。森に住むエルフたちの王。混乱する世界を治めようと闇を討伐するべく立ち上がる。裏ワザで妹のエル=ウィンも使えるが正直、エル=ウィンの方が高性能で兄の出番はほとんどない。


まて、このあと60人の英雄を延々と紹介する気か?記事が終わらなくなるぞ。まあ、いい。

ぜんぶ書くぞ。
覚悟して挑め。

まず、8人の中からマスターを選んで戦うシミュレーションゲーム。初心者用のジークがあからさまに優遇されている。

配置、軍師、英雄、強さ。どれをとっても上手くいく。正直、ジーク以外でレベル5だとどうやってクリアできるのかナゾのゲームである。

レベル3か4ぐらいでちょうどいいです。

さて、とにかく王道ファンタジーてんこもりなのだ。聖戦士に狂戦士のライバル。昔の王バルマーがアンデッドで復活。妖刀ベサルスネーガ。魔王クリムトに竜の女王ベルフレイム。

さらに巨人族ガイラムとエルフエルモアと病弱な妹エルウィン。魔術師シェルファ。

呪われた主人公の兄カイザード。
騎士団長ギルバード、軍師ディーンとレイモンド。

黒騎士団長ブライアーム、魔術師師団キュベリオス、クリムトの腹心ナイアラート、バストラルの片腕アレック

設定がめちゃくちゃ細かい。
しかし、この辺はガイドブックに載ってる内容でゲームの中では触れられない。

そう、勝手に妄想を膨らますから
ゲームが名作化するのだ。

それぞれの軍に英雄がいて、クリムトなど英雄が使えない軍にも設定は残っている。それが想像を呼び、プレイヤーが勝手に物語を作りあげる。

聖戦士、狂戦士、魔術師、エルフ、魔王、アンデッド、ドラゴン、巨人族 

ファンタジーの全てを操れる。
それが、バハムート戦記の面白さである。

ほとんど脳内での妄想。
だからこそ。面白い。

面白さその② 

自由なゲームシステム

シナリオが4つあり、バストラル対ジークの一騎打ち、バストラル対ジーク対クリムトの三つ巴。特殊な操作を要するバルマーを除いた7人のマスター、全マスターの4つ。

プレイ時間や目的によって、シナリオを選べる。全シナリオ、全マスターによる完全制覇をめざそうと思うけど、その前に絶対に飽きる。

そもそもガイラムやバルマーではやってられない。

シナリオが選べる他に、難易度と戦闘システムを選べる。普通のシミュレーションゲームのような戦闘もできるし、ファイナルファンタジーのような戦闘にも切り替えられる。

難易度①なら、初めてやってもクリアできるし、難易度⑤はどうやってクリアするのか意味不明な強さ。

初心者から熟練者まで一生遊べるゲームシステムになってる。

普通ならここで

戦闘画面の写真を載せたい

ただ



いや、まて、この画像があるなら
あるだろ

ひろってこいよwww

まあ、いい。

シミュレーションゲームがめんどくさい場合は、ファイナルファンタジーのような戦闘システムも選べるが、相性が悪いと一方的にボコられる。

特に英雄がサーペントに呑み込まれたときは悲惨だ。

シミュレーションのヘックスモードだと地形効果と魔法で無敵ユニットを作り出すこともできる(たぶん)

そして、アクションバトルモードにすると
アクションが上手けりゃ、敵を無双することもできる。

どちらかといえば、これより三国志列伝 乱世の英雄たちで、それこそ関羽や趙雲を使えば敵を全滅させることも可能だ。

また、軍勢によって得意な地形が違う。
当初は、自分の軍はその地形にいるが、相手に攻め込むときは不利になる。

策略(魔法みたいなもの)もたくさんありゲームを有利にすすめることもできる。カイザードを手に入れた途端、不穏でどっかにいってしまうのは予定調和だ。

そもそも、あの維持費は払うことはできない。

なんの説明もないが、英雄には背景がある。
60人全員に物語がある。

説明がない分、妄想で補完する。
その①と同じ話になった。

イベントや策略を選べる上級、中級、初級モードがあり、さらにレベルが1から5
レベルは敵の強さを変えられる。

バトルモードにもヘックスと簡易。
アクションと通常。
シミュレーションが苦手な方にもやりやすい。

マスターが8人。

とにかく、初心者から上級者まで
誰でも楽しめるゲームシステムになっている。

ただ、言いたい。

セガのメガドライブのシミュレーションゲームだ。その名もバハムート戦記。

間違えて初心者が手に取るはずないだろ。
アドバンスド大戦略と同じぐらい、マニアしか買わないソフトだ。

レベル5、上級者モード。ヘックス戦
はっきり言ってそれだけでも充分だ。

なんで、ここまで親切にした?
ファイナルファンタジー4のイージー版とはわけが違う。

お前は、メガドライブのソフトだ。
スーパーファミコンではない。

マニア以外に配慮なんてしなくていい。


面白さその③

容赦のないゲームバランス

このゲームのいいところは、キャラやマスターやシステムが多く遊びやすくしているわりに、強さの違いが明確なところだ。

どこを使っても勝てる。
そんなことはない。

弱い陣営はいつでも弱い。
そんな世の中の理を表してる。

まず、マスターごとに圧倒的な戦力差がある。

主人公ジーク。
軍師がいて、英雄を使え、魔法のレベル4、そして、軍師が英雄にもなる。領地は攻められにくく安全。なんなら、真のエンディングを観るにはジークを選ばないと見られない。

すべてが優遇されている。

そして、最低なのが、ガイラム。
軍師なし、英雄なし、魔法なしの脳筋舞台。
領地の生産性は低くまわりは強敵だらけ。
せめて、せめて英雄を使えるようにしてください。

魔法に弱いのにまわりは魔法に強いマスターだらけで、なんなら野良モンスターの襲撃で全滅します。

まあ、巨人族はどんな作品でも引き立て役です。

もうひとり、アンデッドの王バルマー
昔の英雄がアンデッドの王として復活したゾンビです。真のエンディングではいろいろと明かされますが、そんなことは知ったことじゃない。

使えるモンスターが3種類だけと圧倒的にクセがある軍勢を率いています。バトルモードをアクションにして無敵になるで無双するだけ。

正直、全く面白くない戦略です。
キャラが少すぎてやることが無い。

あと、部隊を丸ごと壊滅するような、正直、それがイベントでいいのか?というえげつない策略も存在します。

それが手に入るかどうか。
運ゲーの部分もありますが、手に入れるとだいたい敵の策略で破棄されます。

まあ、史実でも風が吹いたり、雨が降ったり、嵐がきたり、理不尽なもんです。

運も含めて面白い

面白さ その④

語られない世界が想像力を刺激する

もうすでに散々書きました。
大陸には遺跡があり、島があり、城も森も火山も湿地もある。

60人の英雄に2人の軍師、9人のマスターに何十のユニットがいます。

それぞれに背景があり、設定がある。
そして、この大陸には、2000年の歴史があるとされています。

それは、ほとんど説明されない。
だからこそ、プレイヤーが勝手に妄想する。

ゲームの内容よりも
自分の妄想が思い出になる。

まあ、そんなもん。

面白さ その⑤

バハムート戦記の本当の物語

このゲームには、真のエンディングというものがあり、説明しないがある道順に沿ってプレイすると真のエンディングが見られる。

あまりにも難しい内容でゲーム発売から一年半以上、公開されなかったようだ。

そこには、バハムート大陸の秘密、タイトルの意味、パッケージイラストの意味。すべてが詰まっている。

35年前のゲームとは思えない壮大さがある。

そのストーリーを20分間、延々とひらがなの文字を見せられ続ける。

正直、そこら辺のファンタジー映画よりよっぽど面白いストーリーだ。

ただ、そこら辺のファンタジー映画がいったい何を指すのかは、僕にはわからない。

そこら辺のファンタジー映画ファンには、バハムート戦記もそこら辺のファンタジーゲームだろ。

と言われそうだ。

さておき、

面白さ その⑥

これほどのゲームが、なぜ無名なのか

まあ、メガドライブだからだろうね。


長文お付き合いありがとう。

ここまで、読んだあなたは、大陸の覇者となった。

がんばってね!!
この値段は格安な気もするね。
30年前と同じ価格



高2の夏、往復ハガキでLUNA SEAを観に行った|1993年 大阪厚生年金会館

昔、見たライブの記録。

スマホもネットもない時代。

実際の音は、観た人にしか伝わらなかった。

雑誌じゃ音は鳴らないからね。 


第一回 LUNA SEA。
初めての有料ライブ

1993年8月23日。
大阪厚生年金会館大ホール。

高校2年の夏休み。
当時のLUNA SEAといえば、黒服。

黒い服。
黒い世界。

ライブに行きたかった。
ただ、チケットは取れなかった。
たぶん発売日に売り切れていた。
たしか、武道館で数分でなくなったとか。

今ならネットで探す。
チケットサイトを見る。
SNSで「譲ってください」と書く。

そのころ、1993年。

インターネットはまだ、高校生の日常にはなかった。頼れるのは『FOOL'S MATE』。

ロッキン・オンやSHOXXだったらごめん。
毎月購読してたのが Fool's mate 

そう雑誌は音は鳴らない。
けど、伝えるのは雑誌しかない。

ヴィジュアルロックが流行ったのもわかる気がする。雑誌から音は鳴らない。

その雑誌の後ろの方に「売ります・買います」コーナーがあった。懐かしい。

そこに「LUNA SEAのライブチケットあります」
の投稿があった。

しかも住所と氏名が普通に載っている。
今、考えると、すげぇ時代だ。

僕はその中から5人くらい選んで、往復ハガキを書いた。もしかすると、みんなに出したけど5人だったのかもしれない。

当時、兵庫県に住んでいた。ほとんど覚えていないけれど、あて先は、広島、鳥取、岡山、八尾など。

なぜか自分より西の人も多かったな。
大阪公演だったから、全く違う記憶かもしれない。

とにかく、往復ハガキの裏と表がややこしい。
どっちに何を書くのか分からなくなりながら、

「RYUICHIファンの高2です。
どうしてもLUNA SEAが観たいです。
チケットを譲ってもらえませんか?」

よくわからないけど、リュウイチファンを強調した。当時は、ソロ活動前で、曲を作ってるJやSUGIZOが人気だった。クレジットはLUNA SEA表記だったけども。これは誰、作曲だろうとかよく言ってた。 

さて、出した5枚の返信がくる。
次々、ごめんなさいだった。
ただ、最後の一枚に『譲ります』と書いてあった。

死ぬほど嬉しかった。しかし、その後、どうやって当日の待ち合わせをしたのか?

電話?
もう一回ハガキ?
文通?

電話したのかな?
いや、そんな記憶はない。
そして、全く覚えていない。

ただ、一つだけ。

「左手に靴ひもを巻いといて」

待ち合わせの目印。
8月23日。17時。


ふと、まだ 大阪の電話番号が一桁少ないね。「6」がない。 

真夏。
夏休み真っ只中。

たぶん、かなり早めに大阪厚生年金会館(現∶オリックス劇場)へ行った。会館の前の公園は、黒服で埋まっていた。

真夏なのに真っ黒。
当時のLUNA SEAのライブ会場。
今もかな。

黒のジャケットに黒のジーンズ
ん?シャツは?柄シャツかな?
油断するとサラリーマンになりそうだ。
田舎崩れホストみたいだったかもしれない。

そして困った。

「左手に靴ひもを巻いている人」

簡単なはず。
ところが当時の姉さま方、みんな、よく分からない紐をそこら中に巻いている。

左手に紐を巻いている人が、結構いる。

田舎から出てきた高校生。
ひたすら聞く

「〇〇さんですか?」

と声をかける。

「違います」

「〇〇さんですか?」

「違います」

全然見つからない。

今ならスマホで、
「どこですか?」
「噴水の前です」
で終わる。

当時は、靴ひも一本で人を探す。
しかも黒服だらけ。

結局、僕の左手にかなり目立つ紫色の靴ひもをだいぶ派手に巻いていたので、相手から声をかけてくれた。

ありがたい。

その女の子の名前は、もう覚えていない。

恩人なのに。

本当にごめんなさい。

チケットを譲ってくれたのは、同い年くらいの女子高生のグループだった。

5人くらいいた気がする。
……いや、3人だったかもしれない。

もう記憶が怪しい。

何人かに分かれて席へ向かった。

僕は、その中の一人の女の子と一緒に3階席へ行った。

チケットを見ると、

3階F列36番。4,500円。
定価で譲ってもらった。

今さらながら、本当にありがたい。

ただ、高校2年の僕。
有料のライブは初めて。

『知らない女の子と二人で行動する』のは、たぶん初めて。

そもそも、知らない女子と二人で行動することはほとんどない。

もちろん、うまく話せない。
盛り上げることもできない。

今思うと、知らない男子高校生と二人で3階席。


罰ゲームやん。


マジでごめん。
グッズもかなり買った気がする。

ツアータオル。
ツアーTシャツ。
その他いろいろ。

高校生、どこにそんなお金があったのか?
そこも謎だ。


いよいよライブが始まった。

3階席。かなり前だった気がする。
F列だと6列目なんだろうか?

僕は、身長180センチくらいある。
なので、よく見えた。
一緒にいた女の子は、かなり小さかった気がする。ちゃんと見えたのかな?

もちろん全員スタンディング。
まわりを気にする余裕なんてなかった。

また、反対隣のお姉さんが強烈だった。
真っ赤なエナメルのスーツでずっと叫んでいる。バブルの残り香みたいだった。 

とにかく叫ぶ。
途中で、本当にぶっ倒れた。

隣にいる。
助けた方がいい。

高校生の僕は、

「これ、触れていいのか?」

と躊躇した。
結果、見て見ぬふり。

いや、すみません。
今ならもう少し何かできると思う。

隣に女子がいるんだから
その子に頼めばよかったはず。

たぶん。

ライブは、もう驚くほど覚えていない。
セットリストは、何ひとつ出てこない。

Search for my EDEN Encore tour 
である。今なら大阪厚生年金会館と検索すればセットリストなども見つかりそうだ。 

しないけど。
思い出を答え合わせする必要もない。

『EDEN』のツアー。
EDENの曲は当然やっていたはず。

けど、最後は『WISH』かな。
アンコールは二回だったような。  

『TIME IS DEAD』か
『BLUE TRANSPARENCY』

「大阪厚生年金会館、割れたと思った」

会場が爆発した。
そんな印象だった。

初めてだったからか?
LUNA SEAだったからか?
大阪厚生年金会館だったからか?

よくわからないけど、
あんなに歓声がスゴいコンサートは
最初で最後である。

記憶は捏造されているかもしれない。
美化されているかもしれない。

けど、あの時の熱狂は最高だった。
三十三年経って残っている記憶の断片。

夏の暑さ。
往復ハガキ。
左手の靴ひも。
黒に染まった公園。
知らない女の子と二人。
会場が割れるほどの大歓声。


ライブの記憶。
音楽の記憶だけでもない。

会場の雰囲気。
当時の自分。
懐かしい思い出。

もし、1993年8月23日。

大阪厚生年金会館のLUNA SEAのライブで、往復ハガキでやり取りした見知らぬ高校2年生の男子に、チケットを定価で譲った女の子がいたら。

コメントやらメッセージやら。
もし、届くと面白いね。

名前すら覚えていない。
本当にごめんなさい。

記憶もあってるのか 
三十三年前のことなので、かなり怪しい。

LUNA SEAを観られたのは、あなたのおかげです。

どうにかしてお礼します(笑)。
ライブのあとにお礼の手紙でも出しなさいよ。
って、当時の自分に言いたいね。

ありがとうございました。
大切な思い出です。

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>