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6月1‐2週 ‐Overview‐

ECBはEurostat公表の5月HICPが、3月4月より加速したにも関わらず、今週利下げする予定だという。欧州は米国と違いマネーサプライを重視する傾向が強い事もその根拠として挙げられる。

 

 

 

 

 

ただしその後の会合での利下げは未定ということで、欧州には欧州の事情があるのだろう、しかし市場参加者にとってはその基準がいまいち明らかでないことから今後の道筋がよくわからない。

 

そういう意味では、混沌の中にあるとはいえ米国はマシかもしれない。何しろ態度があやふやなままではあるものの「利下げ困難」であるという事に、やっと気づいてきた状況。それら2大中銀の会合が今週、来週とつづくということで少々厄介な状況にある。

 

金利敏感セクターとしてハイテク半導体セクターに振り回されるマーケットであるが、今夜からのエヌビディアの値動きも関係し、ちょっと掴みどころがないのではないか。

繰り返しになるが流動性の高まり(10分割)と言うのは、買いやすい、と同義語ではなく割高になればなるほど売りも出てくる。たとえば、今まで売れなかった参加者が、ここまできたので半分だけ売っておこう、といった感じである。

 

半導体AIセクターは当企業とTSMCにリードされている状況であるので、一定程度上がってきたところで見極めは難しい。週末には雇用情勢あり、上振れ、または下振れであったとしても他マクロが高金利維持を示しているので、その後のFOMCのスタンスとしても高金利継続といったことに変わりはない。大統領選を控えていることから議長は何とでもいうだろう。しかし実情としては上記のようなものになる。

 

そしてこのような状況の中、6月2週にはメジャーSQが待ち受けている。

 

よって、「今週の相場」というフレーズがよく見かけられるが、1週ではなく2週スパンで忍耐強い展開が強いられることになる。場当たりしのぎの報道によって一喜一憂からの誤った判断に走らないよう幸運を祈る

 

 

 

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