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4月3週 ‐Overview‐

今週(4月3週)も連銀総裁の発言が継続するが、利下げ後退発言は根強くなる。ようやく現実に気付き始める、といったところ。

 

先週末のNYfedウイリアムズの発言が今後の金利政策を表していてそれがすべて。利下げ利下げと年通して煽る日本のメディアも(まるでコロナ騒動のよう)、ようやく現状を認識できたかな?

 

報道に嫌気をさしているNY連銀総裁の言葉は重く、今後の金利政策に対する見通しを支配的にした。

 

今週はそれが大前提、総裁の発言を踏まえたうえで、公表されるマクロ統計を判断しなくてはいけない。

 

とどのつまり月曜から金曜まで米各地区製造業景気指数、小売売上高、住宅指標など連続的に公表されるが、ウィリアムズの利下げ後退発言がマーケットを支配しているので、(各々のマクロ指標が)市場予想を上回っただけで株式はじめとするマーケットは打たれ弱い状況が続くだろう。

 

 

 

 

 

下回ったとしても信ぴょう性に欠け、翌日には軟調となる。楽観的ではいられない4月3週、ということになる。

 

※日銀の介入についてだが、やり方としては参加者の不意を突く形で常にやりたい。がしかし米国の利回りが上昇している中で、たとえばNYタイムで不意に実施したとしても一過性に終わり効果は得られない。苦しい状況にあるのは明らか。だがこれは、米国のインフレ状況を考慮すれば仕方のないことだといえる。