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コア労働参加率と高金利について

インフレ圧力の要因の1つ、25‐54歳労働参加率は、昨年9月の83.5%から12月には83.2%まで軟化、しかし2月に向かって再び上昇し現在83.5%という状況。当然コアインフレを支えている。

 

 

 

 

 

で、以下は現在における大学進学への偏向を除いたという、25‐64歳労働参加率チャート(12ヵ月移動平均)。これも上昇トレンドが止まらず2月は79.1%。

 

 

 

 

 

男性が85.1%で女性は歴史的ピークの73.3%に達している。(2月)

 

ちなみに79.1%(男女総合)というのはそのピーク(80.2%/1998年3月)からマイナス1.4%であり、男性はピーク(95.8%/1954年5月)からマイナス11.2%、ということになっている。

 

21年の春先に突如始まった(コア)インフレの軌道は、80年代のそれに似ており、それを勘案すれば政策金利も下げれば上げる、というサイクルが考えられる。結局は上げる可能性があるのだから現在の水準で様子見(据え置き)、というのは過去を参考にしていることがわかる。