「利上げをしたいパウエルFRBと植田日銀」 | ニューノーマルの理 (ことわり) Powered by Ameba

「利上げをしたいパウエルFRBと植田日銀」

前回もお伝えしたように、31日と翌日1日は9月会合における「パウエルダッシュボード」の柱といえるもので、31日はとくに注目に値する。そこの2つを無難に通過してから「あく抜け」でしょうね。がしかし、

 

パウエル本人いわく4.3%を予想しているということなので(ジャクソンホール)、遠回しに利上げ継続を望んでいることを市場に浸透させたいのだろう。なぜなら6月分は4.1%だった。

 

抑制どころか上昇予想とのこと。さらには労働市場が冷え込むことがセットで利上げ継続、とのことなので、とにかく利上げを継続し、インフレを終わらせたいという彼の本音がそのスピーチの中に表れている。

 

中途半端に物価が下がれば、逆に利上げしづらくなる。いっその事、市場予想を上回る物価高であるほうが利上げをしやすいというわけだ。つまるところ、この4.3というのは、予想ではなく彼の願望である。バーナンキ時代から理事だったので、彼の昔の発言も鮮やかに思い起こすことができるし、自分にはよくわかるわけです。じゃないと「FOMC前夜」なんて書けないしね。(長年外した事ないでしょう?)

 

でFRBの話をはじめると長くなるというかダレるので、ちょっと前に話したYCC修正で円高にならなかった、という話。

 

 

 

 

 

このときもそうだけど、結論からいえば日銀が政策金利を動かしているわけではないから。 植田総裁は政策金利を操作したがっている(利上げしたがっている)ので、準備段階?として、当然YCC撤廃も視野に入れている。

 

なので上リンクに記載したように、植田日銀のそのような意図が色濃くなってくれば、円高、ドル円転もみえてくる。リンクでは年後半からではないか、とお伝えしていた。状況次第ですね、ザザっと雑感です。また更新します。