6月FOMC前夜 ‐ 6‐7月会合について ‐ | ニューノーマルの理 (ことわり) Powered by Ameba

6月FOMC前夜 ‐ 6‐7月会合について ‐

FOMCでの金利据え置き確率がすこぶる上昇したという事で株式市場は堅調継続、着眼点としては明日据え置きが公表される一方で、金利予想が上方修正される(であろう)といった一見背反的な結果がどう報道されるか、といったことが挙げられる。

 

まぁこれはどこも同じようなことを言っている内容になるので取るに足らない記事、ということになるのかもしれないが、その金利予想に関しては昨年12月会合から前回3月会合(ともに経済予想が公表されるメジャー会合)は据え置き(5.1)だった。

 

今回は逆に、政策金利が据え置きとなっても金利予想はほぼ間違いなく引き上げられる。パウエルも据え置き(停止)は終了ではないことを強調するだろう。

 

2%を達成することは大前提なので、まだ現実的には倍以上の物価高(4.4)、公表されたばかりのCPI換算でもちょうど倍(4.0)ということになる。簡素にいえば、(市場にとっては)美味しい話を持ち掛けられつつ、結果的には想定以上の長期戦になる可能性が残される

 

一昨年よりインフレは一時的、といわれていたが結果的には長期的に引き上げられたのは過去が証明している。(下図)

 

 

 

 

 

明日据え置きであったとしても7月は引き上げ、その会合は来月26日であっちゅー間にやってくる。つまり方向感を見出すという意味でより重要なのは来月会合後の議長会見なんですよね、現時点では。

 

そんなシラける話は今どうでもいい、明日据え置きになれば取り敢えずいいんだ、という空気は(いつもながらに)感じるが、メディアに乗せられるとやられる可能性あり、といったところ。立ち止まる視点が必要なんですよね。また更新します。