解決策なきプーチンロシアの実質的ウクライナ支配について | ニューノーマルの理 (ことわり) Powered by Ameba

解決策なきプーチンロシアの実質的ウクライナ支配について

何度も言うようですが、ただでさえ欧米は、エネルギー決済の道を閉ざすことはできないうえに、現在は高インフレが世界的に進行している。結局はズベルバンクやガスプロムバンクをSWIFTから除外できず。

 

SWIFT本社はベルギーにあり、エネルギーをロシアに頼っているEUの影響力大きく、決めるのは米国ではない。少々前お伝えしたように、今回も(米国が決定できないので)EUに懇願してこの結果、ということになります。(何度もいってきたので念のため) 

 

で、ちと踏み込めば、西側諸国は独自に制裁案を公表しているがSWIFTだけでなく、EUや日本も当2行は制裁対象外としている。米国もエネルギー、農産物に関し例外条項を設けたうえでロシア銀のドル決済・資金凍結といった措置を採っている。

 

いくらマスコミが「ロシア銀をSWIFTから除外」といっても曖昧な報道しかできず、「一部除外」とかの小さい但し書きみたいな報道ですよね。事実がわからないとロシアウクライナ情勢の今後もわからない。ただし結局のところ資源価格は市場が決めるということも改めて痛感する。(原油先物相場は上昇)

 

で、前回DSについてブログで初めて言及した。ロシアーウクライナ問題が国際秩序の大きなパラダイムシフトに差し掛かっていることを踏まえれば、どうしてもDS(グローバリズム)とロシア(ナショナリズム)の対立について一言二言でも触れなくてはいけないと感じたからです。まぁこのあたりの情報は、閲覧者の方々がはるかに詳しいと思うので割愛してきたつもりなんですが、 、(多く出回っているウクライナの近代について、今更つらつらと述べるつもりもない)

 

 

 

 

【3月4日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は3日、同国によるウクライナ侵攻は「計画通り」進んでいると述べ、死亡した兵士に対して手厚い補償を行うよう指示した。

 プーチン氏は国家安全保障会議の冒頭で、「特別軍事作戦はスケジュール通り、計画通りに厳密に進んでいる」と説明。「われわれはネオナチと戦争をしている」とし、「ロシア人とウクライナ人は一つの民族であるとの信念は決して捨てない」と宣言した。(AFP)

 

 

こういう報道も無きに等しいが、結局はここなんですよね。プーチンはロシア人抑圧や迫害を行っている勢力をターゲットとし、DSからの仕掛けに脅威を感じている。さいきんでは、オデッサでの大量虐殺が再注目されているでしょう?

 

アメリカ、というか民主党政権がネオナチを煽りまくってヤヌコヴィッチを退場させた。そのヤヌコヴィッチを追い出したヴィクトリア・ヌーランドやバイデンは結果的に出世という形になっているが、ロシア語の排除運動やロシア人に対する迫害は至るところで行われ、プーチンの中では、ウクライナ侵攻は平和維持活動という位置付けになった。

 

国連総会の非難決議をもって「ロシアの孤立化」を強調するDSの機関紙(マスコミ)だが(これも米大統領選、コロナと同じ構図、ついでにイラク戦争もね)、ウクライナの超孤立化については誰も言わない。

 

「EU・NATOに加盟させてくれ、支援してくれ」(ウクライナ)、でバイデンもNATOも軍事介入しないで経済制裁だけでしょう? 西側からするとウクライナはどうでもよく、プーチンを煽り、軍事介入ではなく経済制裁で引きずり降ろそうとしていた。

 

しかしこれまたコロナやエネルギー政策の転換によって高インフレとなり、経済制裁も冒頭のように限定的、引きずり下ろすには難しくなった。バイデンが(ウクライナ問題について)「軍事介入しない」と早々と失言(本音)をいったことからプーチンにとっては絶好の機会となり今に至るわけだが、解決策なんてあり得ない。

 

プーチンにとっては本気で、軽い脅しというわけではない、ということを西側はわかっているので手も足も出ない。そして経済制裁は長期的には効くだろうが、今回の問題を解決するには至らない。