高水準のCPIには特殊要因あり、25bpの利上げで対処すべきその理由
しつこいようだが本日米10日公表の総合CPIは高水準が予想されている。(前年同月比7%以上)
それに伴い、米短期金融市場では3月FOMCでの50bpの利上げが織り込まれている。25bpの利上げは50bpのそれと反するような形で確率が低くなっていることが下の図からわかる。
がしかし3月中旬の会合までには時間がある。
CPIの構成品目ウエイト変更があったのは事実だが、ナスダック市場が揺れているこの時期に思い切った利上げをすることは想定し難い。前回との重複であるが、やってしまえばハイテク中心に低迷するのではないか。
たとえば、日本国内においても決算公表が続く。実績にくわえ業績予想が良好だったとしても、米国のこのようなイレギュラーな利上げ(25bpではなく50bp)が強く発信されれば、結局のところ個別のファンダメンタルズは無視される。バリューやグロースといった区別はあるものの、このことは全体的な概念として念頭に入れておいたほうが良いだろう。
クリーブランド連銀総裁は、3月会合にて25bpの利上げを支持しているが、その一方で、エージェンシーMBSの売り切りを支持した。
(記事を)消してしまったが、サンフランシスコ連銀は25bpずつの利上げを支持している。その理由としては、FOMC全体として完全雇用の精査ができていないからだという。
結局のところ3月FOMCでは25bpの利上げ。これが現時点での見立てになる。QTに関し、現議長がどこかで現実離れしたようなメッセージ(大きくカットする等)を発信すれば市場は軟化する。少なくとも高値警戒感がでてくる。議長は理想論に走っているようにしかみえない。
前回お伝えしたように、バランスシートの大幅カットは、現在保有するFEDのツールを考えれば実現不可能な蜃気楼であり、それを止めるのはSFfed(サンフランシスコ連銀)である。
