Update: アフターコロナは脱人間社会か
以下はお馴染みWLIG(週間リーディングインデックス、成長率)とGDP成長率。
-37.2%は統計開始以来、最悪の数値にヒットしたとのこと。4月10日公表、3日集計分。
4週移動平均(前年比)も早々にリーマン時のボトムにヒットした。これら上記の指数は一層下落する事が想定されており、つまるところ景気見通しは未経験の最悪の事態を示唆しているということ。 ただ、長期的に感染収束の目途が立たない一方で、株式は上昇している。
失業者や自殺者が急増し格差が一層拡大しても(アフターコロナという言葉をよく目にするようになった)、国を代表する(一握りの)国際企業の利益には無関係、という事だろうか。 AIに頼る企業の株式をAIが運用するわけだから流れとしては当然だといえるのかもしれない。今回の事態をキッカケに脱人間社会が一層加速する可能性あり。という事であれば誰もマクロ指標に注目しなくなり、医療従事者ならぬ市場従事者?の仕事も一層なくなることだろう。
Update(04‐16 21:16) 年内収束というか政策によって完全に元に戻る、ということはあり得ないし、前回記事をみてお分かりのように、特に国内においては多少の楽観が大きな悲観へと変わっていく。 五輪五輪の初動と検査抑制がずっと引きずっており、未だに迷走している。ドイツや韓国、シンガポールは?
「接触8割減」としているが、社会型生物である人間がどのくらいの期間それを守れるのか、スクリーン上の接触が新たな標準として慣れてしまう事態は想像できない。先が見え、それをやれば間違いなく収束するという保証があればできる要請であって短期間であれば可能というもの。
景気優先という名の下に早期解除してしまえばあっという間に第2波がやってくる。 「8割減」の根拠が机上の空論ではなく現実社会に当てはまりシナリオ通りにいくのか、その通りだったとしても失策をカバーする連続的な無茶ぶり要請に、先が見えない国民は疲れ果て規律を保てなくなるだろう。
仮に収束に向かうとしたら?それは政策ではなく気候やなんらかの自然事象がキッカケとなってウイルスの気まぐれ消滅に期待するしかない。つまり神頼みである。 通院されている方は電話診療やネットでの診療で処方箋を送ってもらうなど、小さなことを規律をもって積み重ねていくしかない、しかもすべてを早期に。そういう小さく思える事すら収束に向けて重要事項であるにも関わらず、大きく報じる事もない。
ここまで拡大すればSARSのように理由も分からず消滅する事は考えにくい。いわれている既存の治療薬が特効薬となり希望を見いだせれば要請に応じる気力も出てくるが、日本の場合は既存の治療薬の流通にしても他国と比較し時間が掛かっている。最初から細部に渡り、すべてが遅く、しかも遅滞している。 前回お伝えしたように日本に蔓延る構造問題で危機に対応できないことが悔やまれるし今さらの緊急事態宣言拡大である。
まぁ以上は素人の感覚的意見だが、皆が感じている事でもあるんじゃないですか? 言い出したらキリがない訳だが、ニュアンスが伝われば。今回は諸々の件もあり、追記という形でアップデート。また更新します。