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FOMC前週のマーケットについて

前回記事では「小刻みな反発があったとしても12月FOMCまで引きずる」とお伝えしたが、そののちもダウは下落した。

 

今週も、というか目先も同じ傾向で上昇してもストンと帳消しにされるバンジートレンドが継続するものと想定。ちなみに新司法長官には故・ジョージブッシュ大統領下で司法長官を務めたウィリアム・バーが指名されるとの事。彼の役割はロシア疑惑を緩和させることだが、露骨にモラーを切る事は、現時点ではないように思える。

 

今週は13日(木)にECB定例理事会が開催されるがドラギの会見次第ではユーロは再度弱含み、利上げペース鈍化見通しが顕在化してきた「FRBのドル」は、それによって下支えされるかもしれない。 特に今週、FRBはブラックアウト期間に突入しているので、ドラギの会見には一層注目が集まる。ドルに関しては来週の会合で、議長会見とともにドットプロットの形状に注目すべき、といえるだろう。

 

「ECBは出口」という誤認を与えた評論家は消えつつあり、ドラギは経済への懸念を再度強調する事になるだろう。QE終了も下振れリスクと不確実性の高まりを念頭にフォワードガイダンスの変更も具体的に示唆する可能性すら残される。

 

5日発表の11月ユーロ圏PMI改定値は52.7で2016年9月以来の水準、第3四半期GDP確定値(7日発表)も前年比1.6%増と予想値よりもさらに下落している。ドイツ2年物債券利回りも-0.610%台だが再度の下落を見せる可能性あり、金融政策見通しとして悲観的なムードが漂うかもしれない。

 

翌日14日には国内で日銀短観が発表されるが、欧州同様、企業の景況感は悪化しそうだ。総じて弱含み、マーケットにとって強気の材料は無い、というのが現時点の想定になる。