「周回遅れのクラウディングアウト議論」‐後付け横行する長期金利上昇とドル円相場‐ | ニューノーマルの理 (ことわり) Powered by Ameba

「周回遅れのクラウディングアウト議論」‐後付け横行する長期金利上昇とドル円相場‐

自分が何を書くか、という期待をあらゆるところから感じている。以下、更新内容。

 

東京時間4月24日の外為市場では、その後のNY時間に米長期金利が心理的節目である3%に達するという見立ての下、ドル円レートは109円を付けた。

 

米長期金利が心理的節目である3%に達したのは、先週原油先物価格(WTIC)が69ドルを試す動きに入ったことが主因として挙げられている。

 

原油価格上昇によってインフレ率が上昇するのではないか、といった簡素な見立てになる。 がしかし、今現在、NY原油価格は70ドルを試す動きから下落し67ドル台で推移、それに伴い長期金利も3%を上限としたような値動きに落ち着いている。繰り返しになるが、それらを織り込み?先走った為替市場においてドル円レートは109円を付けることになった。

 

上記、米長期金利上昇に対する各エコノミスト・アナリストの分析もおかしい面が見られ、彼らの言い分としてはずいぶん前から言われていた内容のものばかりでトランプ大減税による①米国債増発懸念と、それに反するかのような②FRBのバランスシート縮小(つまり、レポではなく証券売却)、といったところになる。

 

①②といった事から国債市場の需給ギャップが発生し長期金利が上昇する、いわゆるクラウディングアウトの見通し、更にはそれらと並行して③FRBの連続利上げ確率が高まってきたことから長期金利が上昇しており、結果としてドル高円安が顕在化した、といった後付け論理を、まとまっていないにも関わらず主張していることになる。自分からいわせれば現状がよくわからないのだろう。このままこの状況が継続していくような論調となっている事に違和感を覚えている。

 

これらの①‐③の理由は後付けであり、今に始まったことではなく以前から言われてきた内容ばかりで、原油価格が上昇したことから言いやすくなっただけ、のように思える。

 

そして本日、それら周回遅れの理由からダウ平均は400ドル超の下落を見せた。

 

当ブログでは、4月3日記事にて「今までの米株の動きは継続しないのではないか」、といった主張を展開した。以下4月3日記事:注目の4月第1週から転載。

個人的に知っている事といえばダウが下落してきた確実な原因が1つだけある、という事のみ。 NYダウが今までのように、つまずいては上がり、を続けると頭に刷り込まれている人は多いが、ちょっと違うように思える。 ここでいう「ちょっと違う」と思っている人は自分以外にもいるはず。目の前の罫線を見て言っているわけではなく、根拠は(自分の中で)大きくなっている。(4月3日記事)

繰り返しになるが、NYダウはあの後も乱高下(ボラの大きさといわれる)を続け、今に至り、下落基調にある。まぁ自分には自信があるわけです。 一般的、ひょっとしたら専門的な業界の人たちからも声がなかなか上がってこない事ではあるが、米国は過剰流動性の巻き戻しがマイルドながらも発生しており、信用インフレは急低下している。

 

昨年2月の上昇率がピーク(7%超)であり、盲目的に利上げを実施したことから、直近のデータ(2018年2月調査)は5.5%を割り込んだ。

 

いってしまえば、為替市場は不透明な前掛かり。このモメンタムが継続するかといえば疑問符がつく。このことをチャートで示したかったんだけど、またいずれ。