没落した「金融危機のバッファー」
昨日も花火を見に行きました。 過去10年間で2度目の花火観賞。
イベント事に関心の無い自分ですが、誘われるがままに行ってみた。「たまにはいいかな」なんて思って行っても、やっぱり退屈ですね。綺麗とか、そういう感情は沸かない。
基本的に排他的なので、作り事には感動しない。そういう意味では「引き上げ合意報道」も同じようなもので、驚きは無い。 多少のシラけ感すら伴う「作られた危機」を、市場は見透かしていた。一部のメディアのみ、あたふたしていた感じだ。
今日はAM4時50分に目が覚めた訳ですが、案の定、作られた危機に対してのドル円と米10年イールドの反応は薄い。 自分は世論に逆行するように「10年イールドは2.5%を目指す動き」と言っている ので、最近はこちらの方が気になる訳です。ダウに関しては12500ドルがレジスタンスと言っていた訳ですが、決算シーズン突入とともにオーバーシュート、今現在は軟化している。決算次第では、そのまま13000ドルを目指す可能性もあった。
その動きは、銀行準備の動きとほぼ一致。支払準備の緩和と引き締めがトレンドが、株価の裏付けとなっている事が確認できる。要するに、相反する動きは続いている。
債務上限合意の後は、格下げのテールリスクが残されている、と言われている。
10年間1兆ドルの小幅削減だと格下げ、4兆ドル以上の大幅削減だとトリプルA継続、と格下げ指針を提示していたS&Pですが、10年間で2.4兆ドル削減幅はグレーゾーンに属する事になった。
格付け会社は欧州ばかりに強硬な態度を示しているような印象を与えており、その信用性を保つためにも公平なジャッジを下さなくてはならない。彼らにしてもプレッシャーを受けているはずだ。
規制や契約上の観点から、(米国債)格下げから生じる混乱は大きい。米国債は金融危機のバッファー的役割を果たしてきた。トリプルAを前提とした金融契約・資本規制は、市場の根幹を成しているからだ。



