「鉄道への賭け」 | ニューノーマルの理 (ことわり) Powered by Ameba

「鉄道への賭け」

「NY金、時間外で最高値更新 一時1098.5ドル」


果てしないカオス

インフレヘッジというシンプルな理由付けがされるゴールド高。 先日にはインド準備銀行がIMFから200トンをご購入。 

「IMF、インド中銀に金200トンを67億ドルで売却」


投機的側面も強くなっていた金相場だが、インド中銀の購入は、一層の投機マネーを誘う事になった模様。 さらには、各国の公的機関によるゴールド購入のトリガーとなる可能性もあり、不安定な投機マネーのみならず、金相場に 「底堅さ」をもたらす事になる。 


バランスシート強化に努めるIMFと、「ドル劣化」からの資産防衛を目論む国々は、苦境に喘ぐ米国を尻目に相思相愛の関係のように思える。SDR建てIMF債と同じで、取り敢えずドルから離れるという動き。次の購入国は中国・サウジ辺りか。

果てしないカオス
資産クラスでは、この1年間でダントツのパフォーマンスのゴールド。 1年間というのは、昨年11月4日のアメリカ大統領選から。 「出口作戦」が叫ばれ続ける中、先日にはゼロ金利継続のFOMC声明が出された。「長期化」の文言は変えられず。 現地点が、出口どころか「二番底の入り口」に思える自分からすると、ドルとゴールドの立場の違いは明らか


バフェットの賭け


鉄道大手バーリントンを買増していたバークシャーが、遂に買収との事。

バフェット氏のバークシャー、鉄道会社バーリントン買収へ


1株当たり100ドルという買い値について「私が支払うことのできる最大のもの」。 60%を現金、残りを株式としたのは「全額を現金で支払うことができなかったからだ」と説明。 「バークシャー株を組み合わせることには気が進まなかったが、取引の成立のためには必要だった」


記事にある通り、現金&株式交換で、2日終値に31%のプレミアムを上乗せした価格で買収。バーリントン株が3月につけた安値を約50%上回る水準での取引という「強硬姿勢」で、バフェットとしてはフルパワーで買いにいった事になる。


バークシャーがバーリントンの筆頭株主になったのが2007年の春。 バークシャー今年最初の投資もバーリントンだった。「バフェットのPF/6・26」  

過去を振り返っても、バフェットの、この鉄道大手への惚れ込みようが伝わってくる。

BURLINGTN: 97.29 Up 0.19 (0.20%) AT Nov5 10:22AM

果てしないカオス
                                        Nov2

日本で鉄道といえば「旅」をイメージする人が多いと思うんだけど、広大なアメリカ大陸では、人の移動は「空」。 アメリカの鉄道といえば「貨物鉄道」という事になる。


貨物鉄道は、ここ数年の不安定な原油市場(高騰)とともに、「空輸」・「トラック輸送」と比較しても、燃料コストで競争優位に立つ事になった。エネルギー効率の面では他の追随を許さない。

大型コンテナを運ぶという点でも、トラック輸送と比較して優位にあり、さらにはトラックに見られるドライバーリスクなどは無い。 要するに貨物の安全面という点でも、優位に立っている。


そして、合併を繰り返してきたアメリカの鉄道業界は、数社で構成されているのだが、バフェットのいう「独占型企業」という点でも見事に一致。 過去5年の売上高推移は、18,018.0-15,802.0-14,985.0-12,987.0-10,946.0(百万ドル)、過去10年の流動比率は常に150%前後。  「Burlington Northern Santa Fe Corp」

公共性の強さも手伝って、EPSの予測が立てやすいバフェット好みの「堅実な企業」という事になる。


>バフェット氏は経済の健全性を代弁する指標として週間の鉄道輸送統計を利用している。バーリントンやその他の主要鉄道各社は、広範な貨物を扱っているため、経済活動のバロメーター。

という事なんだけど、既に筆頭株主であったバフェット(バークシャー)は、輸送統計から経済見通しに確信を持ったのだろう。「永久に保有し続ける」とまで言い切った。


果てしないカオス



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