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「地味な良書」が大学教材に

最近、自分の著書が「大学教材・専門書籍」として登録されている事が判明して少し驚いた。(産学プラザ調べ ) まぁ嬉しい驚きでしたね。


少し驚いたというのは、その事自体にもそうなんだけど 「本の表紙」が大学教材のイメージとは掛け離れたものだと思うので、そこに驚く事になった。 まぁ大学教授が個人的に気に入れば表紙なんて関係ないんだろうけど。


派手な表紙は自分の意図するものではなかったので、出版時に編集の人に注文を付けたんだけど、当然表紙の作りにまで指図できる立場になかったので、自分の要求は却下された。(あたり前)

タイトルは 「必勝銘柄発見・下落相場でも勝てる」 となってて、そんな事はあり得ないと思っている自分としては、その見出しにショックを受ける事になったんだけど、「空売りも活用する」と言った事が 「下落相場でも勝てる」に繋がったらしい ;


目次の「章」の見出しに関しても、自分の考えたものではないんだけど、本文内容だけは一語・一句全て「自分の言葉」となっていて、脚色は全く無い。  という事で、表紙の印象と中身のギャップが激しい書籍だと自分では思っています。

内容に関しては、よく「株の本」にある「幾らが幾らになった」というような言葉で惹き付けたり、チャートやテクニカルといったものを弄するといったような事は無く、ファンダメンタルズと投資指標から 「予測EPSと本当のPER」を考える、っていう正攻法の書籍となっている。


例えば仮に、自分が恋愛等の本を書いたとすると、「約束が重要」「言った事に責任を持つ」等、当たり前で基本的な事(地味な事)を書く事になると思うんだけど、そのような 「地味な」本が売れる確立は低い。 人はみな斬新な言葉やテクニックを求める傾向にあるからだ。

しかし 「本質」重視の本は、少数派からは良書として認知される事もある。


自分では、「本質をシンプルに捉えた地味な書籍」だと思っていたんだけど(表紙とタイトルは別として)、今考えると、確かに教材的要素が非常に高かった気はしますね。 「儲け話」っていう内容ではないので。
まぁ今回は「自分ネタ」で申し訳無いんだけど、もし次回出版する機会があれば多少違った形で出したいですね。 「演出」に拘るタイプの自分としては表紙にも口出しできればイイんだけど、まぁその機会がいつなのかは

分かりません。


じゃまた。



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