「鹿の王」
いきなり字幕だけで「いままでの経緯」が語られる。隣の国を侵略しようとした「目玉帝国」(仮)は、「謎の奇病」に恐れをなして侵攻を諦める。その奇病ってのは、なんか犬に噛まれると罹患するらしく、地元民はかからないが、何故か目玉帝国(仮)のほうにだけ祟る、らしい。
(ごめん。おじさん横文字弱いんだ、架空のカタカナ名前は一切覚えられん)。
で、両国は現在は「ゆるやかな併合状態」にある、って言いながら、明らかに征服側の民が「佐渡金山」みたいなとこで強制労働させられている。
ええー。
なんか、ヤバイほど「タイムリー」な話題満載な幕開けだ、この映画。
こういう映画、何年も前から企画して製作してるんだから、タイタンライブの爆笑問題みたいなわけには到底いかないはずだ。
それなのに、コロナ蔓延や世界遺産登録や、公開時期に「ドンピシャ」な話題をってのは、この作品が、何か「もっている」ってことじゃあないかな。
内容はね、ものすごく深い、たぶん。理解するのに一所懸命だ。なんだ「犬の王」ってのは?ちょっと凄いや。