「映画大好きポンポさん」という映画を観た。これはクリエイター(だと自分で思ってる人)必見。泣くぞ | えいいちのはなしANNEX

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映画大好きポンポさん」を観たんですよ、なんか、これはなんか「劇モノの作り手」としては観とくべきだ、って直感でさ。

アタリだ。

アニメとして出来がいい、絵がめちゃくちゃ奇麗だし構図のキレがいい、と言った褒めはみんなしてるだろうけど。

主人公がはじめて映画監督をやる物語(ポンポさんが主人公ではなく、そのスタッフから抜擢された青年のドラマ、つまり「ドラマを創る者」モノのお話。

ちょうど「サマーフィルムにのって」とか見たところでもあり、また学生時代にやった「リア王」の思い出についてやたら語りあったことろだし。今これをやってるってのは俺にとって天啓です。

主人公、初監督の撮影が順調に、幸運に、感動的に進む。これは傑作になるぞー、と気をよくしている。しかし、観ていて俺はビンビン思った、「こいつ、こっから地獄を見るんだな」。

そう、彼は「編集」しなければならない。何百時間の素材(フィルムではなく、ビデオデータだけど)を、二時間以内の作品にまとめなければならない。

でも、切れないんだよ! 

なんでって、自分が撮ったから。すべてのシーンが愛おしいから。どうやっても短くできない。

これは絶対にこうなる! クリエイターは必ず、最初にハマるんだ、これに。

ちょうど先日、「リア王」の最初の通しが四時間超えて、そこから三時間に縮めるために七転八倒したよなあ、って思い話を延々とズームでしたあとだったんで、この映画のこのエピソードはやたらズシンときた。

さあ、主人公はどうやってここからブレイクスルーするのか?

いやあ、やたら面白かったなあ。なんか、映画撮りたくなったなあ(スマホで撮れる、パソコンで編集できる、ってことを「サマーフィルムに乗って」で知ったし)。

 

 

カルチャートーク:アニメ映画『映画大好きポンポさん』の見所 by 藤津亮太TBSラジオ「アフター6ジャンクション」 • Jun 1

 

 

 

 

 

 

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