アリゾナ州フローレンスに、イミグレーション・ジェイルがある。
移民や外国籍の人間が何かをやらかせば、ここにお世話になれる、移民刑務所だ。
毎週土曜日、面会人はパスポートなど身分証明を提示し、持ち物をすべて監視員に預けて所内に入る。
移民や外国籍の人間が何かをやらかせば、ここにお世話になれる、移民刑務所だ。
毎週土曜日、面会人はパスポートなど身分証明を提示し、持ち物をすべて監視員に預けて所内に入る。
囚人へ手渡すもの=タバコなど=は監視員から囚人へ直接手渡される。
机や椅子が数セット用意された小さな小部屋に案内され、
厳重監視のもと、ここで面会人達と囚人達は顔を合わせる事ができるという仕組みだ。
その土曜日、私はツーソンから一時間くらい車を飛ばし、友人の面会に行った。
友人はフィリピン人。 2週間ほど前、麻薬所持兼売買で挙げられた。
内心、私はひやひやしていた。
私は学生。 前学期はバケーションをとっていた。
友人はフィリピン人。 2週間ほど前、麻薬所持兼売買で挙げられた。
内心、私はひやひやしていた。
私は学生。 前学期はバケーションをとっていた。
今学期は妊娠と転校を理由に、クラスを全てキャンセルしている。
下手したらアウトオブステイタスでそのままお縄かもしれない・・飛んで火に入る何とやらだ。
何食わぬ顔で学生ビザがべったり張り付いたパスポートを監視員に渡す。
下手したらアウトオブステイタスでそのままお縄かもしれない・・飛んで火に入る何とやらだ。
何食わぬ顔で学生ビザがべったり張り付いたパスポートを監視員に渡す。
「ちょっと、あなた。」
(ほらきた!) 敵は私と同年輩の若い女性だ。
(ほらきた!) 敵は私と同年輩の若い女性だ。
「あなた、シアトルの学生? クオーターは始まってるでしょ、ここで何をしているの? I-20(入学許可証)は?学校のアドバイザーの旅行許可は?」
怪訝な目で私を見る。
怖気づいたりおどおどしちゃいけない。 ここはあくまで、驚き、無知を装い、バカな留学生を演じるのだ。
私はツーソンに引っ越す予定で今回は旅行中だということ、友人が服役中と知って会いに来た事、学校の許可やI-20を常時所持することなどは英語が不得意な為、理解していなかった…などを説明した。
彼女は今度は電話をかけ始める。
シアトルの学校に私の在籍を確認しているのだ。
私はまたもやどきどきする。
インターナショナルスチューデントオフィスのサラ。
彼女は留学生に寛大だ。 どうやら私に有利な証言をしてくれたらしい。
敵は若干優しい顔つきになって、驚愕しているフリをする私に微笑む。
怪訝な目で私を見る。
怖気づいたりおどおどしちゃいけない。 ここはあくまで、驚き、無知を装い、バカな留学生を演じるのだ。
私はツーソンに引っ越す予定で今回は旅行中だということ、友人が服役中と知って会いに来た事、学校の許可やI-20を常時所持することなどは英語が不得意な為、理解していなかった…などを説明した。
彼女は今度は電話をかけ始める。
シアトルの学校に私の在籍を確認しているのだ。
私はまたもやどきどきする。
インターナショナルスチューデントオフィスのサラ。
彼女は留学生に寛大だ。 どうやら私に有利な証言をしてくれたらしい。
敵は若干優しい顔つきになって、驚愕しているフリをする私に微笑む。
愚かな留学生にちょっとした説教を垂れ、道をあけてくれた。
たった20分の出来事、どっと疲れた、6年前の体験であった。
たった20分の出来事、どっと疲れた、6年前の体験であった。
注)
当時、私はシアトルからアリゾナへ引っ越す下見で、1ヶ月ほどツーソンの彼氏(現夫)のアパートに滞在していました。
学校はまだシアトルにある某コミュニティカレッジの籍でした。
なお、面会は現夫も同伴でした。