教えないから学び出す♪不定詞の副詞的用法 | 人生の経営者を育てる教育事業家 Edupreneur ® 江藤由布

人生の経営者を育てる教育事業家 Edupreneur ® 江藤由布

みんなが自分の得意なことやワクワクすることを極限まで尖らせ、発信し、共創することで優しい世界を実現する。高校の英語教諭としてプロジェクト学習やアクティブラーニング、オールイングリッシュ、ICT(iPad)を使った授業を発信。2020年よりブログはnoteへ。

UNLEARN。マインドセットだけではありません。中学校で習った英文法、1回忘れてほしいと思うことがけっこうあります。今日はその弊害と、今日の授業での学び方をご紹介しますね!

中学の変な英文法導入の弊害の一つがこれ。

こと=不定詞の名詞的用法

ための=不定詞の形容詞的用法

ために=不定詞の副詞的用法

中には、toがついたら不定詞、なんて教えられている場合も(@~@)

こうやって習っちゃうと、高校受験の問題はいくらか解けても、全く使えない。

じゃあ中学で習う、

I'm glad to see you.

はどう説明するんだー!副詞的用法だけども。

ということで、エトー流不定詞の副詞的用法の授業の紹介です!

①教師が例文を挙げる

I am so glad...

He must be crazy...

My grandfather lived...(生きた)

I went to Nagoya yesterday with a friend...

②ペアで、この文を読んだ時、他にどんな情報がほしいか話し合う

すると・・・

I am so glad => なぜ、嬉しいの?

He must be crazy => そこまで言う根拠ってあるん?

My grandfather lived => 何年くらい?

I went to Nagoya yesterday with a friend => 何のために?

③不定詞の副詞的用法のコアイメージをつかみ、生徒に意見を聞きながら例文を仕上げる

これ「穴うめ」な感じだとどこかで読んだことがあります。そこ、もうちょっと知りたいよね、の副詞的用法。

I am so glad to see you today.

He must be crazy to shout out loud in public.

My grandfather lived to be ninety.

I went to Nagoya with a friend to visit Nagoya castle.

=>教えないから学びだす!

教えないから学びだす


④派生して、思わしくない結果につながるonly toと、Never toも加える

板書

I sailed on a boat < only to ... and never to ...>

をミニホワイトボードに書いて一斉に上げる。

生徒の例文を板書し、みんなで声に出して読む。

⑤オリジナルで英文を書く。

何かと気づきがあります。

☆あれ?感情ってことは人が主語だよね。

☆あ、日本語と違うな。感情に原因って日本語ではあんまり求めない。

 そういや、受動態の時にもこんな話しあったなあ。

☆「あんたはこうや!」と言い切られたら、胸ぐらつかんで

 「その根拠はなんやねん!!」となるな。

日々、生徒の☆学びたい・もっと知りたい☆を引き出す方法を考えています。

愉しい!うれしい!

次回は、教えないから学びだす、魔法の英文法不定詞編をお送りします。

ニュースレターもゆる配信しています。よかったら、どうぞ♪

http://yufuetou.wix.com/leaf