UNLEARN。マインドセットだけではありません。中学校で習った英文法、1回忘れてほしいと思うことがけっこうあります。今日はその弊害と、今日の授業での学び方をご紹介しますね!
中学の変な英文法導入の弊害の一つがこれ。
こと=不定詞の名詞的用法
ための=不定詞の形容詞的用法
ために=不定詞の副詞的用法
中には、toがついたら不定詞、なんて教えられている場合も(@~@)
こうやって習っちゃうと、高校受験の問題はいくらか解けても、全く使えない。
じゃあ中学で習う、
I'm glad to see you.
はどう説明するんだー!副詞的用法だけども。
ということで、エトー流不定詞の副詞的用法の授業の紹介です!
①教師が例文を挙げる
I am so glad...
He must be crazy...
My grandfather lived...(生きた)
I went to Nagoya yesterday with a friend...
②ペアで、この文を読んだ時、他にどんな情報がほしいか話し合う
すると・・・
I am so glad => なぜ、嬉しいの?
He must be crazy => そこまで言う根拠ってあるん?
My grandfather lived => 何年くらい?
I went to Nagoya yesterday with a friend => 何のために?
③不定詞の副詞的用法のコアイメージをつかみ、生徒に意見を聞きながら例文を仕上げる
これ「穴うめ」な感じだとどこかで読んだことがあります。そこ、もうちょっと知りたいよね、の副詞的用法。
I am so glad to see you today.
He must be crazy to shout out loud in public.
My grandfather lived to be ninety.
I went to Nagoya with a friend to visit Nagoya castle.
=>教えないから学びだす!
④派生して、思わしくない結果につながるonly toと、Never toも加える
板書
I sailed on a boat < only to ... and never to ...>
をミニホワイトボードに書いて一斉に上げる。
生徒の例文を板書し、みんなで声に出して読む。
⑤オリジナルで英文を書く。
何かと気づきがあります。
☆あれ?感情ってことは人が主語だよね。
☆あ、日本語と違うな。感情に原因って日本語ではあんまり求めない。
そういや、受動態の時にもこんな話しあったなあ。
☆「あんたはこうや!」と言い切られたら、胸ぐらつかんで
「その根拠はなんやねん!!」となるな。
日々、生徒の☆学びたい・もっと知りたい☆を引き出す方法を考えています。
愉しい!うれしい!
次回は、教えないから学びだす、魔法の英文法不定詞編をお送りします。
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