lay outで①「(物を)ひろげる/ならべる」②「きちんと説明する」ということです。難しい単語の語源を知ったり、こういったイディオムの意味をきちんと知ると、抽象的な意味を持つように思える言葉も、実際には具体的な動きから比喩的に意味が広がっていったんだな、ということを実感するときがよくあります。
layは「横に寝かす」ということです(イラスト参照)。outは「中に入っていたものが外に出る」という意味で使われています。カバンや風呂敷の中に入れていた物を、そとにだして床の上に広げて並べていく感じがlay outの具体的な動きのイメージです。日本語では「配置図」という意味でレイアウトという言葉をよく使いますが、ただの配置図ではなくて、「取り出して広げていく」という感じが大事なんだということがわかります。
ここから、「頭の中にある考えを外に出して、きちんと並べてみせる」という意味で「きちんと説明する」という意味が出てくるのだ、ということも容易に理解できると思います。以下のセリフは、最近のアメリカのあるアニメ*の中に出て来たものです。
Marceline: “We’ve been around for a long time, we have a long history together. It’s….it’s a long story.”
Finn: “Lay it on us!”
Jake: “Yeah! Lay it out, Marcy!”
マーセリン:「私達、長い知り合いなのよ。長い時間を共にしてきているの。話せば・・、話せば長くなるのよ。」
フィン:「教えてよ!」
ジェイク:「そうだよ!言っちゃえよ、マーシー!」
最後のLay it out.はわかりますね。今まで言わなかった事実を全部広げて言ってしまえ、ということです。ただ単に「説明する」という訳語を当てるよりも、リアルにイメージがつかめますね。で、これがわかると、直前のLay it on us.というのもわかりやすくなります。「私達の上に情報を広げてよ」ということを言っているわけで、これも「言ってよ/教えてよ」ということになるわけです。
このように比喩の映像が理解できるようになると、日本語訳を当てはめるだけではわからない、英語のリアルな感じがわかってきます。こういうイメージを意識しながら英語を使っていけば、「こんな気持ちを言葉に表したい」ということが、より自在にスピーキングやライティングの中で実現できるようになるわけです。
*Adventure Time 第四シーズン、エピソード25「I remember you」より。
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