「~について」シリーズ、今回で一応最後にしておきましょう(笑)。
今回はoverです。正確に言えばoverは「~について」というよりは「~をめぐって」という訳し方をすることの方が多いですね。つまり、「争いごとの争点」として使われることが多いのです。
overの根っこの意味は以下のイラストの通りです。

この絵は二通りの意味を表します。ひとつは「こえる」もうひとつは「覆う」です。
例:He jumped over the fence.
「彼は塀を飛び越えた。」
例:We find this phenomenon all over the
world.
「この現象は世界中で見られる。」
すると、「over+話題」は「ある話題を覆っている」ということを意味することがわかります。話題をカバーしているわけです。これが日本語の「~をめぐって」という訳と対応しやすいのは両者とも「カバーする」イメージを持つ言葉だからです。

隅々までその話題を見渡して話をするoverと、隅々まで足を運んでカバーする「めぐって」です。
注意すべきは「over+話題」が覆っているのは話題だけではなく、時間も覆っているのだ、ということです。つまり、ある程度の期間、その論争が続いているということも意味しているのです。
例:The two countries have disputed over the
ownership rights of the island.
「その二つの国は島の領有権を巡って論争を続けている。」
「for over
the期間」で「~の期間に渡って」という意味がでるのもこのせいです。

例:We will keep on making constant efforts
for over the next few years.
「我々はこれから数年間にわたって、たゆまぬ努力を続けることになるだろう。」
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