
Birds of a feather flock together.「類は友を呼ぶ。」
直訳すれば、「同じ種類のの羽の鳥は、一緒に群れる。」です。
a featherで「同じ種類の羽」つまり、なぜaが「同じ種類の」という意味をだすの?というのが前回の宿題でした。
これまでも触れましたが、aには二通りの見方があります。
①aは「抽選箱から取り出した、とあるひとつ」
抽選箱の中に、「赤い羽」とか「青い羽」とか「緑の羽」とか、いろんな色の羽が入っていると想像してみてください。aは「抽選箱から取り出した、とあるひとつ」が根っこのイメージでしたから、抽選箱の中から、何でもいいからひとつ羽を取り出してみるんです。
青い羽かもしれませんし、赤い羽かもしれません、黄色い羽かも。
とにかく、とあるひとつの羽を取り出した。それがa featherです。
ポンとひとつ取り出して、それが赤い羽なら、その赤い羽を持つ鳥。
ポンとひとつ取り出して、それが黄色い羽なら、その黄色い羽を持つ鳥。
ポンとひとつ取り出して、それが青い羽なら、その青い羽を持つ鳥。
こうした「適当に取り出したとあるひとつの羽の色に属する鳥」。これが「その(とあるひとつの)羽の色に属する鳥」、つまり「同じ色の羽の/同じ種類の羽の鳥」ということです。
②aは「ひとつのまとまった形」。
例えばa fishは「尾頭付きの魚」でした。なぜかといえば、「ひとつのまとまった形を持つ魚」だからです。これが切り身になると「魚」という形はすでに崩された、「魚という形をもたない、魚という性質のみを持つ肉片」(=不可算)になるので、ただのfishとかsome fishとかになります。

ですから、aがつくということは「ひとつのまとまり」を持つという意味になるわけで、「ひとつのまとまった種類」→a feather:「ひとつのグループとしてのまとまりを持つ羽」=同じひとつのグループとしての羽→「同じ種類の色の羽」となるわけです。
これが
Birds of a feather:「ひとつのまとまりを持った、グループとしての羽を持つ鳥」=「同じ種類の羽の鳥」
となるわけです。
aを、ただ「ひとつの」なんて和訳を当てはめただけではダメだ、ということがわかりますね。
日本語と英語は違う言語です。別の言い方をすれば、「別の見方で世界を見ている言語」です。
その言葉が持っている「和訳」ではなく、「世界の見方」を単語の意味の中に見いだして行く、この姿勢がその言葉を本当に理解していくことになるのだ、ということを忘れないようにしましょう。
大事なことは、その言葉が持っている、映像、イメージ理解するということです。
では、次回までの宿題。
「どこに行ってきたの?」と問われて、「私は駅に行った」と答えるとします。普通、
I went to the station.
とは言いますが、
I went to a station.
とはあまり言いません(もちろん状況によりますが)。
このaとtheは何をやっているのでしょう?
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長い間放置していた自分のホームページ。
ちょっとだけ手を入れて、整理しました。
見やすくなったのかどうか・・。皆さんのご判断におまかせします。
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