(1級2次4連敗から)1級に再挑戦&ストレートで合格!をつづる「本気で1級1次対策~リスニング編その3 」の続きです。

その1その2その3 では、『CNN EE 』にあるウォーミングアップ編のニュースを、(ディクテーションを用いた)リスニング対策教材に使っていた方法についてご紹介しました。

続いて、『CNN EE 』の実践編です。実践編には、比較的長いニュースが使われていますが、そのうちニュース・セレクションの全4本をリスニング対策に使いました。実践編のCNN特集、および強化編のすべてのニュースは、息抜きとして聞きながすだけで、学習はしませんでした。あれこれ手をつけて、どれも中途半端にしたくなかったもので(笑)

実践編をやる前に気をつけていたことは、

日本語のタイトルやサブタイトルを見ない! 



「ニュースの大意」という説明文を読まない!



ということでした。日本語のタイトル&サブタイトルを先に目にしてしまうと、ニュースを聞く前からほとんど概要がわかってしまいます。さらに「ニュースの大意」では、細かい事実関係や数字なども登場しているので、読んでしまったら最後、ニュースが聞き取れて内容が理解できたのか、それともすでに背景知識を知ってしまっていたから理解できたのかがまったくわからないので、絶対に読まないようにしていました。

具体的にどうやって学習していたかですが

1、何の情報もない時点で、まず、1本のニュースをものすごく集中して聞きました。このときは、聞き取れなかった単語や意味のわからない単語のことは気にせず、次々に流れてくる文章に注意することを心がけました。



2、ニュースセレクションには、巻末に(例えば『CNN EE 9月号 』なら108ページと109ページ)に内容が把握できたかどうかをチェックできる、4択のクイズがありますので、それを使い、理解できたかどうか確かめました。間違えてしまった問題については、正解がわかるまで、何度もニュースを聞きなおしました。



3、単語リストにある単語を聞き取れているか、ニュースを聞きながら、聞こえた単語の横には「レ」の印をつけていきました。聞き漏らしがあっても最後までニュースを止めず、チェックできなかったものについては、その部分のみだけを聞きなおすのではなく、ニュースを通しで流し、聞きとれるように集中しました。どうしても聞き取れないものは、5の時点で、聞き取れなかった理由を分析しました。



4、単語リストの単語のなかで、初めて出会った単語を『Basic Word List 』でチェックして、掲載されていれば単語カードをつくりました。単語カードを作っている間に、新しい単語にもなじんできたように思います。(単語帳づくりについては、本気で1級1次対策~ボキャブラリー編その4 その5 その6 ボキャブラリー編・番外 でどうぞ!) 



5、単語を把握したところで、再度、何も見ずにトラックごとにニュースを聞きました。ここで、聞き取りにくかったところをスクリプトで確認し、聞き取れなかった理由を考え、3で聞き取りにくかった単語についても、同様に分析しました。



6、最後に、「ニュースの大意」を読んで、このニュースの重要なポイントなどを理解するようにしました。

以上で、1本のニュースの学習が終了です。あとは、こま切れ時間を使ってシャドーイングしたり、単語カードで単語帳を覚えたりして復習しました。

今回で、1次対策のリスニング編は終了です。振り返ってみれば、リスニング対策として、ディクテーションを用いた方法および、今回ご紹介した方法で学習したことによって、すごく忍耐力がついたと思います。知らず知らずのうちに、聞き始めたときに「難しい!」と思っても投げ出さない忍耐力と、そして「今、聞き取れなかった!」と思ってもパニックに陥らない忍耐力がついたような気がします。

次回からは、リーディング編を書いていきますね!

続きは、リーディング編その1 でどうぞ!

このブログのトップページへ