1級2次試験4連敗を振り返る「青天のヘキレキ 」の続きです。
やるだけのことはやった!
これまでにないほどの気合でのぞんだ、1次免除のラストチャンスとなる4回目の1級2次試験。わたしを襲った、予想もできなかった恐ろしい出来事とは……
スピーチを終え、質疑応答で最初に質問?を浴びせてきたのは、日本人面接官でした。
なぜ、質問?と書いたかと申しますと
日本人面接官の方が何を言ったのか、全然わからなかったからなんです![]()
わたしは、ぼう然としてしまいました。
え? え? 今の何???
次に、パニックになりました。
英検で面接官の英語がわからないって、こんなのどうしたらいいの?
質問がわからないのに、答えられるわけがないよ![]()
まったく予想もしていない展開。うろたえたわたしは、面接官の心証を悪くしたくなくて、こういうのがやっとでした。
「申し訳ありませんが、質問の意味がわかりませんので、もう一度お願いします」
しかし、その方は気を悪くされたのか、先ほどの倍ぐらいのスピードで何かを言いました。倍速なので当然ですが、もっとわかりませんでした。
もう一度お願いします――。
1度ならず2度もそんなことを言う勇気がわたしにはなく、「わかりません」としか答えられませんでした。
続いて、ネイティブの面接官が質問してきました。「あなたがスピーチで話した例だと、若い人は経験によって教訓を得ているということになるんですね?」
わたしはスピーチで言い足りなかった部分をサポートするため、必死でしゃべったと思うのですが、頭のなかではずっと、質問に答えられなかったことがぐるぐる回っていました……。
1問目に答えられなかった……。もうだめだ。もうだめだ。
また、日本人面接官が質問してきました。次は、何度か聞きなおした結果、なんとか答えられたと思います。でも、答えられたかどうか、定かではありません。2問も質問に答えられないなんてことになったら……という尋常でない緊張のなかで答えたせいか、思い出そうとしても、質問を思い出せないくらいなんです……。
そして、最後にネイティブの面接官から質問がありました。
「あなたが車を運転すると仮定してみてください。交通ルールや法律を学ぶことよりも、実際に車に乗って経験することのほうが重要だと考えますか?」
安全に車に乗るためには、交通ルールや法律を守る必要があるので、そういったものを学ぶことは重要だけれど、車に乗って初めてわかることもあるので、経験も重要だと話していたら、タイマーが鳴り、試験が終了しました。結局、試験が終わるまで、最初の質問に答えられなかったことばかり考えていました。
2次試験の後は、オットと待ち合わせをして出かけるのが恒例となっていたのですが、この日どこに行ったのか、全然覚えていません。
オット 「試験どうだった?」
なごみ 「……」
オット 「手ごたえは?」
なごみ 「……」
オット 「みんな合格間違いなしって言ってくれてたんだから、大丈夫だよ」
なごみ 「……わかんないよ」
わたしが1年がかりで2次対策をやってきたのをそばで見ていたオットは、合格するだろうと信じている様子でした。でも、この日のわたしはオットに何を聞かれても、うわの空で、試験のことばかりを思い出して反芻していました。
オットには言えない。
っていうか、誰にも言えないよ。
みんな、あんなに応援してくれてたのに。
合格するって信じてくれてるのに。
日本人面接官の質問がわからなかったなんて、そんなこと言えない……。
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