英語育児って、まだまだ周りに浸透していないので
リアルな世界では
「嘘をつくことも必要だな」
と感じることもたびたびあるんですよね
例えば、まだ娘が中学生だった頃に受けた、とある面接でのこと。
面接官から
「どうしてそんなに英語ができるんですか?」
と聞かれたとき
娘は
「えっと・・・気がついたときには、もう英語が話せていたので・・・」
と答えたんですね。娘の感覚ではそれが本当のことだったから。
また、面接官から
「どうやって英語を勉強したのですか?」
と聞かれたときには
「勉強したというか、、、母が連れてきてくれた大学生のお兄さんお姉さんたちと、英語でおままごとをしながら遊んでいたら英語が話せるようになりました。」
と答えたようなのですが、
その後、面接官からの質問がだんだんと刺々しくなっていき
「じゃぁ、あなたは親に英語をやらされていたのですか?親に言われたから英語を頑張ったんですか?」
「いえ、そうではなくて・・・頑張ったという感覚はない、というか・・・」
「これだけ英語ができるようになるには、たくさん努力をしてきたのでしょう。そのモチベーションはどう保っていたのですか?」
「モチベーションは・・・えっと・・・モチベーション・・・?」
みたいな感じで、娘の説明が曖昧なのも悪いのですが
「面接官の語彙がどんどん強くなっていって、怖かった」
と言っていました。
英語育児を知らない人からすると、娘の話は「この子、何を言っているの?」とイライラするのでしょうね。
もちろん、中には理解しようとしてくれる方もいらっしゃるし、
逆に娘の英語にとても興味を持って、もっと前向きな質問を投げかけてくださる方もいます。
でも、そうではない大人も多くて、リアルな知り合いの方でも
「一般生が帰国子女の取り出し授業に入れるはずない。そんなのあり得ない!」
と、結構強めに言ってくる人もいました
だから娘には、もし「なぜ、こんなに英語ができるのか。」と質問をされて、相手が自分の英語に理解を示してくれないな、と判断できたときには
「英語は小さい頃から一生懸命努力をして勉強を続けてきました!いつか海外で仕事をするのが夢で、それをモチベーションに頑張ってきました。」
とか言っても良いんじゃない?と伝えてあります。海外で仕事とかそういう野望も今の娘にはないので全部嘘なのですが・・・
嘘も方便というか、それがお互いのためでもあると思うので。
無理に理解してもらう必要もないし、
こちらが「頑張ってきました!」と言うことで相手が満足してくれるのなら、
それでもいいよね?と。
上記の話は娘が中学生の頃の話なので、
今はまた状況は変わっていることでしょう。
でも、わたしがここ最近のブログで
「娘の英語のことは周りには秘密にしていた」
というのは、そういう理由からだったんです。
みんな英語教育には興味がある、
そして、英語は頑張らなきゃいけないものであって、
遊びながら英語を習得できるわけがない、と思っているのですよね。
だから、娘のように楽しみながら英語ができるようになったという話を聞きたくないし、
そもそも、信じたくないのだろうな、と。
そんなこともあり、
ちょうど1年前に
ふとした事からわたしの英語育児に興味をもってくださる方々が現れた時には
最初はその方達を信じられなかったというか、
どうせまた「変な人」という目で見られて終わりだろうな〜
だったら、あまり目立つことはしたくないな〜
って思っていたんですよね。
でも、その時に出会った方達があまりにも本気で、
わたしの話に耳を傾けて、それを実行してくださって、
少しずつ結果が出始めている様子を見ていたら、
すご〜く楽しくなってしまってわたしがw
そして、今年はちょっと調子に乗ってお茶会までやってしまったのでした。
でも、お茶会はとりあえず来月の10月で一旦終わりにしたいと思います。
たくさんの新しい出会いがあって、すごく嬉しかったし、
この1年はまた、その方達をしっかり見守っていきたいなと思っているので。
こんな感じで少しずつ英語育児が世の中に浸透していったら嬉しいなぁ、と思っています