8月から始めたお茶会ですが、中学受験の話をよく聞かれるので、

 

 

今回は英語育児をしてきた皆さんが中学受験をする場合に

 

 

学校の説明会等で確認して欲しいことをまとめてみたいと思いますハートのバルーン

 


 

  英語の取り出し授業はあるか

 

英語育児をしてきたご家庭では、帰国子女の多い中学を受験し、中学生になったら学校の授業で英語力を保持し、さらに伸ばしていきたいと考えている方が多いと思います。

 

帰国子女の多い学校では、帰国生のための英語の取り出し授業があるというのが魅力的ですよね!

 

ただ、それはあくまでも帰国子女のためのクラスであって、英語の取り出し授業には帰国子女以外の一般生は入れない、という学校もあります。(入れたとしても中2からとか)

 

また、帰国子女受験を用意している学校だから帰国子女向けの英語の授業があるかと思いきや、帰国生の受け入れをしているだけで授業は全員一般生と同じABCからスタート、という学校もあります。

 

中学受験をするお子さんの中には英語の取り出し授業がない学校を志望される場合もあるでしょう。ただ、その場合は、せっかくの高い英語力を披露する場はなく、いくら一般生向けの英語のテストで満点が取れても一般的な英語のテストでは周りと差がつきにくい、切磋琢磨する相手がいない、英語を話す機会さえない、という場合も多いです。

 

学校によっては、英語のクラスを実際に見学できる学校もありますし、学校説明会中に子供は英語の体験授業を受け、親は説明会に参加する、というスタイルの学校もありました。そういったものを活用されると、より入学後の様子が掴めるかと思います。

 

 

 

  帰国子女との交流はあるのか


帰国子女を受け入れている中学では、全クラスに帰国子女を平等に振り分けている学校もあれば、一部のクラスに帰国子女を集めて、その他のクラスには一般生のみ、というクラス分けをしている学校もあります。

 

後者の場合、帰国子女の子達と同じクラスになれるかどうかは運になるので、帰国子女の子と仲良くなりたい、学校でも英語で会話できる友達が欲しい、という場合は、ちょっと期待外れだったと感じる場合もあるかもしれません。

 

学校によっては、せっかく同じ学年に帰国子女が大勢いても、クラスが違うと階が分かれてしまい話す機会さえなく、部活でも帰国の子は帰国生が集まる部活に入部するため、部活が違うと交流する時間もない、という話も聞きました。

 

 

 

  帰国子女の人数

 

基本的にその学校の帰国子女の人数というのは入試要項の募集人数で把握できると思うのですが、実際には隠れ帰国と呼ばれる生徒(小学校低学年で帰国したため帰国枠に該当しない帰国子女)が、一般受験をして入学してくる場合も多々あります。

 

その場合は、入学してみると想像以上に帰国子女が多かった、という嬉しい誤算もあったりするんですよね。

 

ちなみに、隠れ帰国の子の英語力が低いということはなく、むしろ低学年で帰国したにもかかわらずその後日本で英語力を高めて英語の強い学校に入学してくる子というのは、ものすごくポテンシャルがあり、高い英語力を持っていたりします。

 

 

 

  学校の英語レベル

 

とある学校の説明会に伺ったとき、中学校の先生に一般生であっても帰国生の取り出し授業に参加することは可能かを確認したところ「え?海外経験なしで小3で英検準1級ですか?うちでは物足りないと思いますよ。もっと、◯◯中学や△△中学がオススメです!」とアドバイスをくださった学校がありました

 

帰国子女が集まる学校といっても、生徒の英語力はさまざまなので、実際に子供が満足できる授業がされているかはまた別の話なのだなということを、このとき初めて知りました。

 

ただ、そんなことを正直に教えてくださる学校は本当に良い学校だなぁ、と感動しましたね。

 

 

 

  英検優遇・加点はあるか

 

学校側としては大々的に公表はしていないけれど、実は英検やTOEFLを受けていたりすると優遇や加点がある、という学校もあります。

 

親としてはありがたい話ですよね!

 

ただ、本当に英語力の高い子が集まる学校では、優遇や加点はない、という印象ですね。

 

 

 

  中高で長期留学は可能か

 

中学・高校で留学をさせたい場合、1年間の長期留学をすることは可能か、長期留学後は元の学年に戻れるか等、事前に確認をしておきましょう。

 

学校によっては、3ヶ月の短期であればOK、長期留学した場合は帰国したら下の学年に入るなど、学校によってルールは様々です。

 

また、進学校では、大学受験の勉強が大変で中高で留学ができる雰囲気ではない、という学校もあると思います。

 

中には留学の費用を学校が全額負担で、かつ1年間留学したあと、また元の学年に戻れる、という学校もありますよ。

 

あとは、中1の夏からさっそく1年間長期留学をする生徒もいます。その場合は、小学生のうちから情報収集をし、予防接種などの準備を進めておく必要がありますね。

 

将来留学を考えている場合は、中高で留学ができる環境が整っているか、また留学するとしたらいつごろを計画しているのか、そのあたりを少しずつ考えておくことをオススメします。

 

 

 

  学校の英語サポートの有無

 

学校が校外の英語プログラムへの参加を単位として扱っていたり、学校側がさまざまな海外研修を実施してくれたりする学校もあれば、学校からは何の斡旋もなく、全て生徒に任せて英検などの検定も口を出さないという学校もあります。

 

子供によってはサポートがあった方が嬉しいという子もいれば、自主性に任せて自由にさせて欲しいという子もいると思うので、どちらが良いとは一概には言えませんが、子供の性格に合わせて選択すると良いと思いますよ。

 

 

 

  入試に面接はあるか

 

英語育児組への理解はまだまだないのが現状なので、わたしは入試で面接があるかどうかは子供の英語力をみていただけるチャンスだと思っていました。

 

実際に英語を話す姿を見ていただくことで、そこで初めて伝わるものがあると思ったので。

 

ちなみに、入試本番の前に、事前に模擬面接をしてくださる学校もありますよ。そういう親切な学校、大好きです♡

 

 

 

  まとめ

 

英語受験に関しては、去年は英語入試がなかった学校が今年からは募集が開始されたりと、毎年どんどん状況が変わります。

 

また、帰国生向けに公開されている情報が全て一般の英語ができる生徒にも当てはまるわけではないので(英語の取り出し授業に参加できるかどうかなど)、実際に学校に確認しないとわからないことも多々あります。

 

娘の時は「帰国生受験」を実施している学校の募集要項をよく読んでみたら「海外経験の有無」が求められておらず、実際に学校側に確認すると「一般生でも受験可能」ということがわかった学校がありました。しかも、その学校の帰国生の受験は一般受験よりも1ヶ月早く行われたため、受験本番の1ヶ月前にこの学校を滑り止めとして確保することができたのは本当にありがたかったです。(ちなみに帰国生受験でもし残念だったとしても、また1ヶ月後の一般受験で再チャレンジ可能!)

 

中学受験塾の先生方は英語受験については情報を持っていません。

 

また、帰国子女向けの塾は、帰国子女の情報は持っていますが、一般生の英語育児組にもそれが当てはまるかどうかまでは把握していません。

 

なので、実際に学校に確認しないとわからないことがたくさんあります。

 

ぜひ、いろいろな学校に足を運んでいただき、直接学校の先生方に確認をしてみてくださいね。文化祭などで実際に生徒に聞いてみるのもオススメですよふんわり風船星


 

 ※常に情報は変化していますし、学校名のお問い合わせについてはお答えできませんのでお控えくださいね♡