最近、わたしが読んだ本はこちら〜
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いろいろと本を読んだ中で、特に印象に残ったのは「教育は遺伝に勝てるか?」という本です。
ざっくり説明すると、
「子供の能力って、遺伝によるものが大きいよね〜」
って話なのですが、
本にはこう書かれています。
「遺伝は教育に勝てるか?というタイトルに対して、行動遺伝学者として言いたかったことは、遺伝は教育に負けるほど弱くないということ。ただ、遺伝は教育を打ち負かすほど強いのではなく、遺伝をこの世界で形にしてくれるのが教育で、教育なしに遺伝は姿をあらわさない。」
そして、
「子供はどこで、誰に育てられようと、おおむね同じように育っていくのです。親の育て方なんて、実はたいしたものではないのです。」
と書かれていました。
この本で英語育児にも関係する話だな〜と思ったのは、
子供に本をたくさん読み聞かせをしてあげると、子供の成績が上がると言われているけれど、
親が子どもに読み聞かせをしようと思っても、子どもが本に興味を持たなかったり、
逆に、子どもがいくら読み聞かせをして欲しいと思っても、親の方にその気がないというケースもあるわけで、
親が子に本を読んであげたいという想いや、
子どもが親に本を読んで欲しいと願う気持ちなどを
ぜーんぶひっくるめて「遺伝」だと考えてみると
これって、親が子供の学力を伸ばせるかどうかって
親と子の相性もあるのだろうな〜って思いましたよ
英語でも日本語でも、
とりあえず、喋ったり、簡単な文字を読むところまでは持っていける場合が多いけれど、
そこから更に言語能力を伸ばしていくには、
読書や動画から自ら学んでいく能力も必要になるわけで
そこには、環境や、遺伝や、親と子の相性などが、いろいろと複雑に絡み合ってくるから
一概に「こうすれば言語能力伸ばせます!!」とは言えないのだろうなと感じました。
本の最後に
「子どもの『好き』を大切に」
とあります。
結局、「好き」っていうのは、その子の遺伝的素質の発現があるってことですもんね。
特に小さい子供の「好き」というのは、その子の本質を現しているような気がします。
子供が好きなことだったり、
本人は大した努力をしていないのに軽々とできてしまうような得意なことだったり、
そういう子供の好きなこと、得意なことを伸ばしていってあげるのが大切なんじゃないかな〜と思うし、
その方が親としても楽だよね、なんて感じましたよ
ご興味ある方は、ぜひ読んでみてくださいね