別にハリーポッターだけに限った話ではありませんが、
ちょっと分厚くて読みづらい本を子供に上手に読ませるコツを
今回は分かりやすくハリーポッターで説明してみようと思います。
ハリーポッターって内容的には早い子で小2くらいから読めると思うのですが
本が分厚いので、途中で挫折してしまう子も多いんですね。
娘が小学2年生の頃、わたしは娘にどうしてもハリーポッターを読んで欲しかったんですよ。
だって、ハリーポッターが読めたら、なんかかっこいいから!はい、動機は不純です。
それで、わたしが試した作戦をご紹介しますね。
まず、ハリーポッターの本は、5〜6歳の頃には勝手に購入してスタンバイしていました(笑)流石に気が早かったけど、いつか娘は必ずハリーポッターを読むって信じてたので!
そして、先輩方がいつごろハリーポッターを読み始めたのかをリサーチしました。
すると、先輩方のお子さんたちは、作家でいうとロアルドダール、ルイスサッチャー、ジャクリーンウィルソン、
シリーズものでいうとDIARY of a Wimpy Kid、NARNIA、The Lemonade War、The BOXCAR CHILDREN、RAMONAあたりを
全巻制覇するくらい読み漁ったあと、
年齢的には7歳後半〜8歳くらいでハリーポッターを読み始めていた子が多かったんですね。
それで、娘も上記の本をもう止められないくらい夢中で読むようになり、
年齢も7歳後半にさしかかったころ、
「そろそろハリーポッターが読めるかも・・・」と思うようになりました。
そして、いざ!その時が来た!というタイミングで、
娘にハリーポッターの本を渡してみました。
娘が本を数ページ読んで「読み始めた〜!やった〜!」と喜んでいたのも束の間、
「なんか、つまんない」と言われちゃったんですよね。。。
そこで、ちょっと本は置いといて、ハリーポッターの映画を見せてみることにしました。
娘は8歳になったばかりだったのですが、映画は面白いといって食いつきました♡
映画を観た後は、今度は朗読CDにチャレンジ♪
朗読CDを聞くうちに「わ〜面白い〜!」となったところで、敢えて朗読CDを途中で止めて、
再度、本を手渡しました。ここまで持ってくるのに1〜2ヶ月時間はかかったと思います。その間は、他の簡単な本を読み漁っていました
そしたらね、娘がハリーポッターを本格的に読み始めたんですよ!!
それが、8歳3ヶ月の頃。
あれは嬉しかったですね〜。
結局、ハリーポッターは中学生になっても何度も再読をするくらいにハマり、
もちろん映画も何度も見て、
最終的には中3でロンドンの「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー」に行くまでに大好きな作品となりました。
きっと小2で読んだ時は、全てを理解できていたわけでもなく、
読めば読むほど理解が深まり何度でも楽しめる、
娘にとってそんな作品だったのだと思います。
こんな感じで、ちょっと本をステップアップさせたいときには、
本、朗読CD、動画をうまく連動させて導くという方法を
ぜひ試してみて欲しいです。
--
本って、ただ読めれば良いわけじゃなくて、
その本の内容を理解できるくらい精神年齢も追いついているかも大事になってくるんですね。
そこの判断基準は、のめり込んで夢中で本を読んでいるか、だと思います。
例えば、ハリーポッターの映画は幼稚園児でも楽しめる子はいると思います。
でも、あの複雑な内容を本当に心の底から理解できているかといったら、そうではなくて、
ただ「雰囲気がかっこいい!」と感じているだけかもしれませんよね。
それでも、ハリーポッターの本を読んでみたい!少しずつでも読み進めて1冊読破できた!となれば、
それはそれで、素晴らしいと思うのですが、それをきっかけに本が好きになったり、何度も本を読み返すことで理解を深められる場合もあると思うから
できたら、ハリーポッターの世界観を理解できて、
それぞれのキャラクターの心の動きまで感じ取れる年齢になってから観た方が
より感動するだろうし、子供の心に残る作品になると思うんです。
わたしはそこをとても大切に考えていました。特にハリーポッターみたいな名作は。
なので、先輩方のブログをチェックする時は、読んでいる本の順番を見るのと同時に、
読み始めた年齢もチェックしていたんですね。
何人もの先輩のブログを読み漁っていると、だいたいどのくらいでハリーポッターを読み始めるのかが
だんだん分かってきます。
そのあたりも、ぜひ参考にしてみてくださいね。