7歳11ヶ月のころに英検2級の英作文(ライティング)対策を始めました。その後8歳3ヶ月の頃に英検2級合格


 

下記の予想問題ドリルを使って試験対策をしていました。

 

 



対策を始めてみると、

 

 

英検2級のライティングのTOPICが思っていた以上に面白い!


予想問題ドリルの英作文(ライティング)には、こんなTOPICが載っていました。


「一部の日本の大学のプログラムでは、学生は1年間留学をしなければなりません。大学生は留学をすべきだと思いますか。」


娘は、



「大学生は留学したらいいと思う。理由は自分の大学では学べないことについても勉強することができるから。また、世界中に友達を作ることができたら、将来仕事で役立つことがあるはず。」



と答えていました。


こういう話題、英検対策ではなくても普通に会話で掘り下げるだけでも楽しいですよね!


その他、

 

 

「今日、携帯電話を所有する小学生がたくさんいます。小学生が学校へ携帯電話を持っていくことは許可されるべきだと思いますか?」


とか


「最近、ボランティア活動をする高校生がいます。高校はもっと多くの生徒にボランティア活動をするよう促すべきだと思いますか?」


など、

 

 

子供と話して盛り上がるようなTOPICが予想問題ドリルにはたくさんありました。



娘には、TOPICについてわたしと日本語であれこれお話ししてからエッセイを書いてもらいました。


最初は、ただ指示通りに80〜100語で文章が書ければいいと思っていたのですが、

 

 

どうせやるなら分かりやすく、より説得力のある文章が書けたらいいなぁと思うようになり、

 

 

うまく娘の気持ちを引き出せるような会話をしようと少し意識して話をするようにしていました。


TOPICについて、ただ話し合うのは楽しかったのですが、

 

 

それを「書いてまとめる」というのはなかなか難しかったです。


相手が目の前にいて、その人に会話の中で想いを伝える場合は、

 

 

相手が相槌をうってくれたり、質問をしてくれたりするので、

 

 

多少曖昧な言葉であってもなんとなく伝えることは出来るものですが、

 

 

いざ、それを書いてまとめようとすると、

 

 

言葉足らずの文章になりがちなんです。


会話ではいろいろな言葉を駆使してなんとか深く掘り下げて説明できるのに

 

 

書き言葉にすると浅い内容になってしまう。


娘は会話では説明できるのに、「なんて書いたら良いかわからないー!」となってしまうことが多々ありました。


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いろいろ課題は多かったのですが、



エッセイライティングの練習をする際に特に気をつけていたポイントは下記の部分です。


1. 「序論(Introduction)」「本論(Body)」「結論(Conclusion)」の形式で文章をまとめる。
序論と結論は文章に一貫性を持たせつつも違う表現を使って書こうね、本論ではFirst,.., Second,...などの言葉を使って2つの理由を書くと分かりやすいね、などのアドバイスをしました。

  
2. 自分の言いたいことが明確に相手に伝わる文章を書く。
説明が足りず何が言いたいのか分かりづらくなることも多いので「あなたの意見に反対している友達を説得するための手紙を書いていると思って!」と言って、書かせました。


3. I think、maybe、may など、曖昧な言葉は使いすぎず、はっきりと自分の意見を言い切る。
「、、、だと思う」ではなく、「、、、だ!」と言い切った方が説得力がありますよね。


4. 回答をまとめる前に yes、no の両方の理由を書き出してみて、伝えやすい方の意見を書く。
例えば「留学すると自分の大学では学べないことについても勉強することができる」という意見を思いついたら、逆の発想で「留学すると自分の大学の専攻科目に専念できなくなる」という理由も閃きます。こうして、yes、no の両方の理由をできるだけ多く書き出してみて、自分がより強く主張できる方を選択して書くように教えました。



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このようなエッセイライティングは、的確な動詞を使う、5W1Hを使って相手に伝わりやすい文章を書くなど、



今までSpectrum Writing G1~G3のライティングテキストで学んできたことを生かすことができるんですよね。

 

 




エッセイのトピックに関しては、英検準2級や2級の2次面接の過去問題の中にも使えそうなものがたくさんあり、



例えば下記のような面接での質問を見つけては、それをトピックとしてエッセイを書かせていましたね。

 

 

「将来、ますます多くの企業が会社に来る代わりに自宅で働くことを許すようになると言う人もいます。あなたはそのことについてどう思いますか?」

 

 


あとは、お友達と同じTOPICを使ってエッセイを書き、交換して見せ合いっこするのもとても勉強になりますよ!


娘の英語のお友達は、もっと難しい言葉も使いこなせていたし、エッセイで訴えたい理由についても自分の意見をしっかりサポートできていて完成度が高かった!


こういう刺激もありがたかったですし、お友達と一緒だと娘も楽しく取り組めました!!


英検対策として始めたエッセイライティングでしたが、



こうした考え方は中学生になってからの英語のディベートの授業でも役立ちました。

 


また、英検のエッセイライティングを通して、世の中の出来事をそのまま受け止めるのではなく、

 

 

その裏にはどんな考えがあるのか、そんなことを知るきっかけにもなりました。