受験本番の1ヶ月前。


最後の最後に、わたしが娘に第一志望の英語の過去問を解かせたことで、


娘も、そして塾の先生方も悩ませてしまいました。


ただ、決めるのは娘。


4科目で受験するのか、それとも英語受験にチャレンジするのか。


娘の決断は


「当初の予定通り、4科目で受験する!」


というものでした。


今までずっと4科目で頑張ってきたのですから当然ですね。


娘にも塾の先生方にも、わたしが血迷ったばっかりに下手に混乱させてしまったことを申し訳なく思いました。


ただ、最後に相談(というか事後報告)した夫の一言で全てがひっくり返りました。




夫は受験にはむしろ反対派で、塾や志望校に関しては全くのノータッチだったのですが



最後の最後に4科目か英語かで迷っていると相談したところ、




「へ?英語以外の選択肢ってありえる?この学校が英語受験ができることも今知ったけど(笑)英語がこれだけ出来るのに英語受験をしないということのほうが俺は信じられない。というか、最初から英語受験にすれば良かったじゃない。」と。




その言葉を聞いた娘がホッとした顔をして



「やっぱり英語だよね。」



と言いました。



わたしも夫の言葉でやっと!!



心から「英語で間違いないんだよね!」と思えたのです。



何を格好つけて今まで最後まで4科目で頑張らせたい、なんて思っていたのか。


娘にとって最強のカードは「英語」なのに、それを使わないでどうする。


受験はたった1日で合否が決まる。


結果がどうであれ後悔が残らぬ受験にしたい、というのが一番の願い。


4科目で受験したら「英語でチャレンジしたら結果は違ったかもしれない。」と思うに違いない。


でもその逆は・・・ないな。


そう思ったら迷いが吹っ切れました。


---



第一志望は英語受験に急遽変更となりましたが、その他の併願校は4科目受験をする学校もあったため、



塾では、最後の最後まで4教科の勉強は続けて、授業にも全て出席していました。



そして、併願校の過去問ではある程度点が取れることを確認した上で、



最後の1ヶ月は英語に比重を置くことにしました。



最後まで頑張ったおかげで、



英語受験をした第一志望、



4科目でチャレンジした第二志望、第三志望



それら全てで、合格をいただくことができました。



ちなみに、第一志望の英語の勉強に関しては、最後の1ヶ月で十分間に合いました。



このギリギリの時期に、今さらどこの英語塾にも頼ることができず、



ひたすら家で英語の過去問を解いただけでしたが、



それでも英語は他の科目と違い、全くブレることなく



常に全ての年の過去問で9割以上を取ることができました。



どの年の過去問を解いても、英語だけは常に9割がキープできる。


これは今までどの科目でも経験したことがありませんでしたが、


本当の意味での得意科目というのはこういうことなんだな



と、この時初めて思いました。