アメとムチでは勉強しない、できない | 手持ちの英語を使える英語にする「話すための英語」

手持ちの英語を使える英語にする「話すための英語」

人見知りでも口下手でも英語が身につくメソッドです。学生時代に英語が苦手だった方、これまでいろいろやったけど効果が今一つだった方に。

モチベーションについて考えている昨今。

 

今更ですが、

自宅本棚にあったダニエル・ピンクの「モチベーション3.0」を読んでいます。

 

10年前の本ではありますが、

人のモチベーションに関する内容なので、

今でも十分示唆に富んでいます。

 

人間はロボットと同じように機械的に富を最大化する習性があると考えるのが<モチベーション2.0>

 

この前提に立ては、

モチベーションを上げるには、

相手がこちらの望むとおりの行動をしたときに見返りを与え、

逆の場合には罰をあたえれば良い。

 

 

このような外的な力を

 

-「外発的動機付け」という。

 

この考え方

 - つまり、アメとムチの制度が

産業革命の原動力でもあり、

長らく人間社会の成長をひっぱってきました。

 

ところが最近、

モチベーション2.0では説明できない現実が登場してきました。

 

その理由を解き明かし、

これまで

人を動かす(操る?)ために用いられてきたが

功を奏さなくなってきた

アメとムチに変わる

<モチベーション3.0>を探そうというのが本書である。

 

 

非合理な人間:

 

現実の世界では

ロボットのように予想可能な動きをしないのが人間であるということが明らかにされたのです。

 

 

このことを明らかにしたのが

ノーベル経済学賞を受賞した心理学者。

(心理学者が経済学賞を受賞というのもおもしろい!!)

 

2002年に経済学賞を受賞した心理学者は、

ダニエル・カーネマン(アメリカ)と

エイモス・トヴァスキー(イスラエル)。

 

2人の共同研究の授賞理由は、

「人は必ずしも自己の経済的利益を合理的に計算するわけではない」し、

「当事者は富を最大化することを目的に取引しない場合も多い」、という事実をあきらかにした功績による。

 

 

ご自身の行動を振り返ってみても納得できるのではないでしょうか?

 

(例1)老後に備えて十分なたくわえをした方がよいに決まっているのに、そうはしない。

 

(例2)儲けのあがらない投資に必要以上にしがみつく(稼いだ時の感情よりも、失うときの痛みの方がつよいから)

 

(人々が薄々気が付いていることを、

膨大なデータで実証できれば

ノーベル賞ってとれるのかもしれない、

と不遜なことを考えてしまいました・・・(笑))

 

 

閑話休題。

 

勉強にあてはめて考えてみましょう。

 

勉強したほうがよいに決まっている。

頭ではそう理解している。

それなのに、

そうはしない、

できない。

 

 

人間の本質として、

「非合理的な生き物」、

どうも、それが人間の本性らしい。

 

心理学的にも、行動済学的にも証明されている。

 

いえ、

心理学や行動経済学なんかもってこられなくったって

 

アメとムチでは

勉強しない、

できない。

 

短期的効果はあるかもしれないが、

持続的なモチベーション維持には結びつかない。

 

そのことを、私たち自身、とうに気が付いている。

 

子を持つ親なら、

ずっとそのことで頭を悩ませ続けてもきているはずだ。

 

アメとムチで釣ったら、

長期的にみて、将来の子どものクリエイティビティを阻害するのではないか、と心配しつつも、

それに対抗しうる有効な術が見当たらないことに悩んでいるのではないかと思います。

 

モチベーション3.0が解決策を提示してくれるでしょうか?

 

一縷の希望を抱きつつ読み進めたいと思います。

 

 

今日もお読みいただきありがとうございました。