スコ様が慢性腎臓病になってから、

私はかなり病気のことを調べました。

 

 

 

慢性腎臓病になると、

この先どんな症状が出る可能性があるのか。

 

なぜこの薬を使うのか。

 

数値が悪くなったら、

どんなことが考えられるのか。

 

 

 

食べられなくなること。

脱水すること。

少しずつ体力が落ちていくこと。

 

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知らなくても、

獣医師に任せていれば

治療そのものは受けられます。

 

 

 

それでも私は、

知っておいてよかった

と思っています。

 

 

 

なぜなら、

知識は猫を治すためだけに

必要なものではないからです。

 

 

 

病気について勉強していると、

獣医師の説明が理解しやすくなりました。

 

 

 

「この薬はこういう目的なんだ」

「先生が言っているのは、この状態のことなんだ」

「だから今、これを確認しているんだ」

 

 

 

点だった情報が、

少しずつつながっていきました。

 

 

 

すると、

診察室でただ説明を聞くだけではなく、

 

「じゃあ、この場合はどうなりますか?」

「家ではここを見ておけばいいですか?」

 

と、自分から質問もしやすくなります。

 

 

 

もちろん、

飼い主が獣医師と同じレベルの

医療知識を持つ必要なんてありません。

 

 

 

診断するのも、

治療の方針を提示するのも、

医療の専門家である獣医師です。

 

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でも、

何も分からない状態で説明を聞くのと、

少しでも背景を知ったうえで聞くのとでは、

理解のしやすさが全然違う。

 

 

 

これは、

スコ様の闘病中に強く感じました。

 

 

 

そしてもうひとつ、

知っていてよかったと思うのが

「終末期」のことです。

 

 

 

猫が亡くなる前、

体にはどんな変化が起こるのか。

 

 

 

食べなくなる。

飲まなくなる。

眠っている時間が増える。

体温が下がってくる。

 

 

 

もちろん、

すべての猫が同じ経過をたどるわけではありません。

 

 

 

症状があれば

病気の可能性もあります。

 

 

 

だから、

「この症状が出たから最期」

と自分で決めつけるものではありません。

 

 

 

でも私は、

終末期に起こり得る変化を

事前に知っていました。

 

 

 

だからスコ様の状態が変わっていった時に、

「もしかしたら、いよいよなのかもしれない」

と考えることができました。

 

 

 

正直とんでもなくつらかったです。

 

 

 

知っていたからといって、

悲しみが小さくなるわけでもありません。

 

 

 

むしろ、

「その時が近いのかもしれない」と分かることは、

とても苦しいことでした。

 

 

 

それでも私は、

知っていてよかったと思っています。

 

 

 

なぜなら、

何が起きているのか分からないまま

ただ怖がるのではなく、

「今、私は何をしたいのか」

を考える時間を持つことができたからです。

 

 

 

そばにいたい。

できるだけ穏やかに過ごしてほしい。

 

 

 

今できることは何だろう。

 

 

 

そして、

何かを選ばなければならない時にも、

一度立ち止まって考えることができました。

 

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だから私は、

「知っておくこと」にこだわります。

 

 

 

知識があれば、

病気にならないわけではない。

猫を必ず救えるわけでもない。

正解が分かるわけでもありません。

 

 

 

でも、

知識は、選択するときの自分を助けてくれる。

 

 

 

何を獣医師に聞けばいいのか。

何を大切にしたいのか。

自分はどこまでできるのか。

この子にどうしてあげたいのか。

 

 

 

迷った時に、

考えるための材料になります。

 

 

 

猫と暮らしていると、

いつか必ず、

飼い主が決めなければならないことが出てきます。

 

 

 

そんな時のために、

元気なうちから全部覚える必要はありません。

 

 

 

ただ、

「こういうことがあるんだ」

と一度知っておく。

 

 

 

必要になったら、

また調べればいい。

 

 

 

私はそれだけでも、

未来の自分を助ける準備になると思っています。

 

 

 

知識は、猫を治すためだけにあるんじゃない。

 

 

 

大切な猫のことで迷った時、

自分で考え、選ぶためにもある。

 

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これが、

スコ様との暮らしから、

私が教えてもらったことのひとつです。