猫を飼いたいと思って、保護猫さんからお迎えしようと思ったけど、ひとり暮らしだと譲渡してもらえなかった。

 

という話を聞いたことはないでしょうか?

 

ひとり暮らしだと、保護猫さんは譲渡してもらえない?

 

実際に、私の周りでも、保護猫さんからのお迎えはあきらめた、という方もいらっしゃいます。

 

ですが、結論から言うと、「ひとり暮らしでも譲渡してもらえる可能性はある」です。

 

ただし、やはり一人暮らしだと、保護猫さんを譲渡してもらうことは、家族のいる方よりは、確かに難易度が上がります。

 

これから保護猫さんをお迎えしたいよ!という方は是非参考にしてみてくださいね。

 

 

 

そもそも、

 

なぜ一人暮らしだと保護猫を譲渡してもらいにくいのか?

これは、もう単純明快、ネコ様のお世話はかなり大変だからです。

 

ネコ様を飼っている方はわかると思いますが、ネコ様のお世話は毎日しなければなりません。(当たり前)

 

どんなに自分の体調が悪くても、どんな理由があろうとも、毎日新鮮なお水を与えて、1日2回のフードを提供する必要があります。

 

病気のときには、当然病院に連れて行かなければなりませんし、投薬がある場合は、決まった時間に投薬をします。

 

家族がいれば、自分ができない時も、家族にネコ様のお世話をお願いすることが出来ますが、一人暮らしの場合は、全て自分一人でやらねばなりません。

 

そうは言っても、例えばインフルエンザで高熱が出たとか、どうしても仕事で外せない出張が入ったとか、そういう場合にちゃんと自分の代わりにネコ様のお世話をする人が準備できますか?ということなのです。

 

 

 

ですから、一人暮らしだから、譲渡してもらえないのではなくて、自分がお世話をできない時に、代わりに「確実に」ネコ様のお世話をしてくれる代理人がいない人が多いから、譲渡してもらいにくい、というのが理由です。

 

 

 

なので、飼い主が万が一の時に、「確実に」お世話ができる人がいる、ということが証明できれば、譲渡は可能としている保護猫団体さんもいらっしゃいます。

 

(ちなみに、前提条件として「ひとり暮らしはNG」(絶対!)としている団体さんから、保護猫を譲渡してもらうことは、かなり難しいと思うので、余地のある保護猫団体さんと交渉しましょう。)

 

最近は、昔に比べて、「一人暮らしの方でも条件を満たせば譲渡可能です」としている団体さんも増えてきたように思います。

 

そのような団体さんをまずは探すところから始めましょう。

 

 

 

なぜ同棲しているカップルには譲渡できません、という条件があるのか?

「結婚している夫婦なら譲渡可能なのに、同棲しているカップルの場合は、譲渡できません」という条件がある場合があります。

 

これは、何故なんでしょう?

 

とある方に聞いたところによると、同棲カップルの場合は、二人が付き合った後に猫を飼って、破局した時にどちらが猫を引き取るかで揉めることがあるらしいです。

 

え?そんなことあります??

 

どっちが猫を引き取りたいかで揉めることはあっても、お互い引き取りたくなくて揉める、というパターンがあるなんて。

 

ちょっと信じられません・・・。

 

が、実際にそういった話があるのも事実らしいので、もうそんな無責任な人は、ネコ様をお迎えしないでいただきたい。

 

(そんな無責任な人たちのせいで、ちゃんとネコ愛のある同棲カップルが割を食うのはやるせない。)

 

とは言え、こちらに関しては、一人暮らしよりは、譲渡のハードルが多少低いような気はするので、こちらも、相談の余地がある団体さんに相談してみると良いかと思います。

 

取り付く島なく、「ダメ!」という団体さんは、どれだけお願いしてもダメなので、最初から余地がある団体さんを探しましょう。(2回目)

 

 

 

じゃあ、結婚してたらいいの?

・・・って思うじゃないですか。

 

でも、このご時世、そういうわけでもないと思うんですよね。

 

今や離婚なんて当たり前。

 

昔に比べたら、ものすごく気軽になったので、もはや結婚してるかしてないかって言うのは、不確実以外の何ものでもないですよね。

 

結婚していたって、パートナーが猫のお世話をちゃんとしてくれるかどうかなんてわからないし、逆に1人でも、ネコ愛が強すぎて、何が何でもネコ様のために!っていう人だっている。

 

だから、十把一絡げに、その人の状態とか環境だけで条件づけられるというのは、ちょっと変かな、と思います。

 

世の中にはいろんな人がいるので、その辺を状態とか環境だけでなく、その人そのものを見て判断する、という風にしていくと良いのかなと思いますね。

 

 

 

とは言え、一番は保護猫さんが幸せになってほしい!というのがみんなの願い

だと思うんですよ。

 

厳しい条件を設けている団体さんも、決して意地悪でそんなこと言っているわけじゃない。

 

苦労して保護して、辛い過去を乗り越えてきた猫たちが、なんとか幸せになってほしい。

 

その一心だと思うんですよね。

 

変な人もたくさんいるこの世界で、自分たちが命をつないだ猫たちが、幸せになる確率を少しでも高めたい。

 

その想いが、先ほど挙げた条件となってくるのだと思っています。

 

だから、保護猫をお迎えしたい私たちが、その想いにちゃんと応えられるだけの条件と環境を準備して、それを理解していただく、という努力をしていかなければならないな、と思います。

 

 

 

そもそも、保護猫をお迎えするというのは上から目線で、実際のところは、我々が保護猫様に選んでいただく立場であるということを、忘れてはならないということなのですよ。

 

 

 

おひとりさまだけど、どうしても保護猫さんと暮らしたい。

 

そんな方は、是非、一人暮らしでも譲渡可能と謳っている保護猫団体さんを探したうえで、ご自身のアツい想いを、ネコ様を幸せにできる根拠を、証明してみてください。

 

あなたの人となりを、しっかりと見てもらってください。

 

そして、何が何でも、ネコ様を幸せにするという、覚悟を証明してください。

 

そうすれば、おひとりさまであっても、きっと保護猫さんをお迎えすることが出来ると思います。

 

1匹でも、あなたの傍で幸せになるネコ様が増えますように。

 

 

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マクラを上手に使いこなすスコ様

 

 

 

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