英語を教えていると
〇〇の使い方が分かりません
どうやって使いますか?
という問いをもらうことがある。
で、もちろん
これに応えることは
大切ではあるのだけど
この問いの使い方をする人に
よくよく話を聞くと
本当は
ネイティブと話している時に
出てきた〇〇の使い方が
分からなくて
会話の内容を理解できないことが
困っていることだったりする。
本当の困りごとは
相手の言っていることを
理解できないことであって
〇〇を知りたいわけではない
(そして大抵
〇〇の使い方を説明したところで
使えるようにはならない)
にかかわらず
この問いを続けてしまうと
結局本当の困りごとは
ずっと解決できない。
なので
今か変えている問題が
解決しない場合は
問い自体を問いなおす
必要がある。
例えばさっきの英語なら
ネイティブと話しているときに
ここまでは分かったけど
ここからは分からないのを
どうしたらいいのか?
にする必要がある。
そうすると
答えはそのまま
「ここまでは分かったが
ここからは分からない。
こういう意味だと推測してみたが
合っているか?と確認する」
が答えになる。
問いを問い直すだけで
出てくる答えが
こんなにも変わる。
こんな風に
問いを問い直すだけで
本当に知りたかったこと
本当に解決したいことの
全貌が見えることはよくある。
これは英語だけに限らず
頭の中で起こる問いは全て
「この問いで本当によいのか?」
問いを問いなおすのは
とても大切だと思う。
出てくる答えが
かなり変わるのだから
答えが出ないものは
問い自体を変えてみるのだ。
※さて問題です。
この中で「問い」は何回使われているでしょうか?