私が14年前、準備もなく突然渡米して
英語を使わなくてはならなくなった時
「こんなんじゃ絶対に話せるようにならない」
そう感じていた。
単語もわからなきゃ
文法もよくわからない。
でも毎日授業が続く。
脳みそが疲れすぎて
朝9時に授業が始まって
たった1時間後の
朝10時には勝手に目が閉じてしまう
眠気に襲われていた。
3ヶ月くらいたって
「前よりマシだけど、まー無理」
そう感じていた。
言いたいことが伝わる確率は増えたが
伝えられない時のフラストレーションや
悔しさと言ったらなかった。
1年経って
「日本語を考えてるから英語にするの遅いなぁ」
そう思っていた。
もどかしい。
言いたいことがすぐ出てこない。
もっと早くに
ペラペラになったらいいのに、、、
これが
3年経ったある日のこと。
旦那さんと
何気ない話をしていた時に
ふと気づいた。
あれ?
私、英語しゃべるときに
/
日本語を考えてないぞ?!?
\
昔憧れていた
「英語を英語のまま話す」が
できるようになっていることに
突然気づいた。
この間
私が英語の「勉強」をしたことは
両手で数えるくらいだった。
やったことは
「毎日1ミリだけでも英語を使う」
1ミリだけ、やる。
とにかく考えていることを整理して
言いたいこと
感じていることを捕まえて
自分で使える単語を総動員して
英語として口に出す。
こんな小さな1ミリでも
重ねると、ある日
「Tipping point」(臨界点)がやってくるんだな。
というのをこの時に体感した。
1ミリずつ努力していた方向の自分が
通常の自分モードになり
昔の自分の感覚とは全く
違う感覚になってしまう。
それはそれは不思議な感覚だった。
今までの感覚と
ぜーんぜん違う感覚になってしまっていた。
1ミリでも重ねて臨界点を迎えると
体感覚から全て
自分の常識が変わってしまう。
このことから私は
どんなに難しく感じていても
自分が望む方に
1ミリ、たった1°だけ
変えつづける。
動き続けることを大切にしている。
そして
クライアントさんたちにも
たった1ミリ、
たった1°を伝えている。
そして
重ねてきた人ほど
(当社比2年)
Tipping point を迎えて
まばゆいほどに活躍
しているのを見ると
ますます
望む方向への
今日のたった1ミリ
今日のたった1°のパワーを
楽しみに
今日を重ねていこうと
思うのである。