皆さんは英語を話されたり、使われたりする中で、
「これって英語でなんて言えばいいの?」「この英語ってどんな意味?」
いざという時に言えない、思いつかない、わからないといった具合に、
もどかしく思ったことはありませんか。
今回は、日常生活の中で「英語だったらなんて言うんだろう?」を
クイズ形式でお届けしたいと思います。
問題:空欄に単語を入れて、文を完成させてください。
Person A: You don't seem to gain weight even though you eat a lot.
Person B: True. I don't. It in the family.
<日本語訳>
A:あなたは、たくさん食べても太らないようですね。
B:ええ。遺伝なんです [家系的にそうなんです]。
正解は、・・・・・ It runs in the family.でした。
<解説>
今回は「遺伝なんです。」という表現を紹介したいと思います。
「It runs in the family」は、「それは家族に伝わる」や
「それは遺伝的だ」などと訳すことができます。
今回の例文のように、「食べても太らない体質」や「身長」といった、
見た目の特徴、能力、病気、行動パターンなど、家族間で共通して
みられる特性を指す際に使われます。ここで使っている"run"を「走る」と
解釈してしまうと、分かりにくくなってしまうかもしれません。
この"run"には、
① 経営する:利益を生み出すために、絶えず動いている。
A friend of mine runs a French restaurant in Osaka.
「私の友人の一人が大阪でフランス料理のレストランを経営している。」
② 運行している:鉄道やバスなどの乗り物が絶えず動いている。
The subway here runs 24 hours a day.
「ここの地下鉄は24時間運行しています。」
そして、今回の"run"は、
③ 遺伝する、家系です:ある性質や特性が、家族の中で絶えず動いている。
My family members are all very tall. Maybe, it runs in the family.
「家族全員、背が高くて。きっと、遺伝ですね。」
また、後天的な性質、特性について語る時にも用いることができます、
Foreign language skills run in the family.
「我が家では外国語が得意な人が多い。」
これもよく使う、便利な表現です。
ぜひ、今日から使ってみましょう。